20年間続けることができた理由とは
この業界で仕事を始めてかれこれ20年以上が経過しました
人と人の間に入る仕事なので、自分ではどうすることもできず
ストレスを感じることも多いこの業界ですが
やりがいを感じる瞬間も少なくありません
本日は、ふと思い出した過去の求職者様について書いていきます
私が、この業界に入りたての20代の頃
当時、右も左も分からない状態でした
■たまたま掘り起こした過去の求職者
そんな中、ある日 過去の求職者の情報ファイルを見ていました
私は、その頃 刑事もののドラマにはまっていて
「捜査は過去の履歴から全部あらいだせ!」
という言葉が頭に流れてきました
ぺらぺらとページを進めている中で何人かに連絡を取りました
その中で1人、連絡が繋がり 今、離職中とのことだったので
この人の就職支援をしようという考えになり
しばらくの間、この人を雇ってくれる企業を探すことに専念しました
当時、飛び込み営業が主流で例外なく私も ビルの端から端まで
ノックしていました
50件いったくらいのところで話を聞いてくれる企業があり
トントン拍子で話が進んでいき 採用されることになりました
その時は、求職者を1名決めて売上に貢献できた達成感を感じていました。
■求職者の家族からの手紙
その方が、入社してしばらくしてから1通の手紙が私の元へ届きました
その手紙には
「須頭さん、この度は誠にありがとうございました
夫の仕事が決まり、家庭内が明るくなりました
今回、須頭さんには感謝してもしきれないくらいです。
今後とも何卒、よろしくお願い致します」
※内容は省略しています
とその方の、家族から届いていました
聞くところ、その方は年齢も50代ということもあり
仕事がなかなか決まらず、家庭内も先行きの不安から
ずっと暗い状態のようでした
その時、私は 20代のひよっこの私にこんな手紙を送ってくれるなんて
と大泣きした記憶があります
そこから、営業に対する姿勢が一気にかわり
この求職者様の後ろには家族がいて、守らなければならないものがある
と意識しながら面談、推薦を行うようになりました
たまにこのような売り上げや実績をあげたこと以外での
やりがいを感じる瞬間があることが私が20年以上この仕事を
やめられない理由です。。