ある人とのお別れを言いに鳥取へ
鳥取へ行って来ました。
ある人とのお別れを言いにです。

こんばんは。転職博士です。
「Yさん」
その人は、かれこれ15年来のお付き合いです。
土木の技術者でした。
派遣で日本全国の土木設計・積算・監督支援に携わって来られました。
ただ、私が関与する案件には一度も携わったことがありませんでした。
大抵タイミングが合わず、他社からの案件に就いていたり、横繋がりに紹介してあげたりしながら、いつか仕事を一緒にしたいと思っていました。
昨年その時がついにやって来ました。
やはり設計積算資料作成業務になります。
「ようやく一緒に仕事が出来ますね」
そう言ってくれたのが嬉しかったです。
年末押し迫った頃、医者に癌を宣告された事、全身に痛みが走っている事、身体の続く限りは入院せず、一日でも長く現場に居たいと告白してくれました。
残りの人生は自分の為に使って欲しいと説得しました。
鳥取へ戻り、すぐでした。
知らせを聞き、風雪厳しいながらも告別式に間に合いました。
ご親族様からお聞きしたのは
「最後にいい職場で仕事が出来たと喜んでいた」
という言葉でした。
Yさん。
私も仕事冥利につきます。
現場では、告別式の開始時に、手を合わせて下さったそうですよ。
後の仕事は皆で引き受けました!
今はゆっくり休んでください。
私も一層仕事に精進していきます。
今までありがとうございました。