車の大敵”塩害”
冬ならではの、車で走っていて「イヤな事」があります。
おはようございます。転職博士です。
「車の大敵。塩害」
タイトル通りです。
路面の凍結防止に役に立つ「凍結防止剤」「融雪剤」です。
凍結防止剤には塩化ナトリウム=塩です。融雪剤は塩化カルシウムなのですが、これらが積雪地帯のみならず、湾岸沿いの一般道や高速道路、橋の頂上付近にも撒かれており、それはそれで安全走行の一翼を担っているわけですが、同時にこれらの成分が、白いしぶき状に車に付着し、汚れます。
これを素手で触ってはいけません。手が荒れます。
同じく目や鼻の粘膜に接触させてはいけません。侵食し、激しい痛みに襲われます。
車体下部にこれらが付着したままだと、金属部に腐食を発生させます。
仮に防錆処理をしていても、飛び石や細かい傷から腐食が始まります。
現に積雪地帯を走った後洗車しなかった為、ブレーキローターのあたりが錆でびっしりになってしまいました。
また、散布した道路周辺の自然に影響を与えます。
とあるダムの道路周辺には、植物の植生が無いという謎があったと言います。
この事に興味を示した外国人の研究者が、現場の土を分析したところ、異常な塩分が検出され、最初その原因がつかめなかったという状況でした。
調査中の現場を通りすがりの土木技師が通って行きました。
彼は研究者から、事のあらましを聴くと即座に
「融雪剤の仕業ですよ」
と回答し、実際その通りだったそうです。
こういった毒性のあるものが冬とはいえ日常的に撒かれているという事実の把握と、塩害防止策をとる事が必須です。
おまけ
特に後ろが、成分を跳ね上げ、黒い車が真っ白です。