建設業界の離職率が高い理由

こんにちは!転職博士です。

建設業の魅力は、なんといってもスケールの大きな仕事に関われることです。

社会貢献ができる点でも大きなやりがいがありますね。

そんな建設業ですが、実は離職率が高いといわれています。

建設業界の離職率が高いのは、いったいなぜなのでしょうか。

そこで今回は、建設業界の離職率が高い理由について紹介します。

建設業界の仕事に興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください。

1. 休 み が 少 な い

建設業界の特徴の1つは、休みが少ないことです。

働き方改革の一環として、国土交通省でも建設現場の働き方を改善しています。

週休2日を実現するため、適正な工期の制定やITツールの導入の推進など

対策を行っていますが、すべての現場で週休2日を実現できておらず

土曜日や祝日も工事を行う現場もあります。

また、担当する現場が自宅から近いことはほとんどなく、

長距離の移動が伴うことで移動時間で休みがつぶれるという問題も。

プライベートの時間を有意義に過ごせず、仕事を辞める原因になっています。

2. 労 働 時 間 が 長 い こ と も あ る

現場状況や時期によっては、労働時間が長くなってしまうこともあります。

建設現場は、8時から17時まで現場作業を行うことが多いです。

しかし、職員の場合は8時より前に現場事務所へ来て、

作業内容・搬入車両の台数・立ち会いの時間・周知事項などを

確認し業務を開始しています。

また、現場での立ち会いが多い場合は現場事務所へ戻るのが夕方になってしまうことも。

現場作業が終わる17時から書類作成を開始すると

必然的に業務を終えるのが夜遅くなってしまいますね。

朝早くから夜遅くまで仕事をしなければならないこともあり

労働時間が長くなってしまうのです。

ほかにも、工程通りに工事が進んでいない場合や自然災害など予想外の事態が起きた場合は

予定していた業務が後回しになることもあります。

業務の遅れを取り戻すために、残業をせざるを得ないということですね。

3. 仕 事 内 容 に 対 し て 給 与 が 低 い

建設工事は、決められた工期で事故や怪我なく進めなければなりません。

常にプレッシャーを抱えながらやり遂げなくてはならない仕事が施工管理業務。

しかし、その業務内容と給与が見合わず、給与が低いと感じてしまう人もいます。

もちろん、会社によって給与に差はあります。

どんなに大きな仕事を成し遂げた場合でも、満足できる対価でないと

モチベーションも下がるものですよね。

「頑張っても報われない」と、建設業界で仕事をすること

自体にネガティブな気持ちを抱えてしまい、最終的に仕事を辞める原因になってしまいます。

4. 人 間 関 係 に 悩 む

建設工事を進めるためには、発注者や協力業者とコミュニケーションを取ることが必須です。

時には、無理な要求をされたり強い口調で話をされたりすることも。

一度だけなら気持ちを切り替えられるものですが、建設工事は数ヶ月から数年単位のものが多いですよね。

そのため、建設工事が終わるまで苦手な人とも関わらなくてならず、人間関係に悩むこともあります。

また、わからないことや確認したいことなどを上司や先輩に質問すると

「厳しい言葉をかけられてしまった」と社内の人間関係に悩む人もいます。

建設業界は高齢化が進んでおり、身近に相談しやすい同世代の仲間がいないことも人間関係に悩む原因になっているといえますね。

ま と め

今回は、建設業界の離職率が高い理由をいくつか紹介しました。

「休日や労働時間」「給与面」「人間関係」などが建設業界の離職率に影響を及ぼしているといえます。

とはいっても、街のシンボルになる構造物を作りあげたり、人々の暮らしを快適にしたりするなど、

建設業界の仕事はやりがいがあるものばかりです。

さらに、国を中心に建設業界の働き方が大きく変わろうとしています。

今後、建設業界で活躍する人が増え、希望のある業界になることは間違いありません。

ぜひ、建設業界でチャレンジしてみてくださいね。

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