デベロッパーとゼネコンの違い
こんにちは!転職博士です。
デベロッパーとゼネコンは、建設業界にとって欠かせません。
ただ「デベロッパーとゼネコンの仕事について違いがわからない」という人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、デベロッパーとゼネコンの違いについて解説します。
ぜひ、それぞれの仕事内容をチェックしてみてくださいね!
デ ベ ロ ッ パ ー の 仕 事
デベロッパーは、英語で「開発者」を意味します。
デベロッパーは、オフィスビル・高層マンション・商業施設などの「都市開発」のほかに
「宅地開発」「リゾート開発」など、不動産の企画・開発事業をおこなっています。
普段、私たちが街を歩いていて見かける建築物を開発しているのがデベロッパーです。
わかりやすく例えると、デベロッパーは個人でいう地主のような立場で、企業として土地を所有しています。
土地を取得(用地仕入れ)し、その土地をどのように運用し開発していくかを考えていくのが
デベロッパーの重要な仕事。
完成した建物の利用者を募集や広告宣伝を行うのもデベロッパーです。
また、オフィスビルや高層マンションの管理はもちろんのこと、入居するテナントや入居者の管理も行っていますよ。
ゼ ネ コ ン の 仕 事 内 容
ゼネコンとは、ゼンラルコントラクターの略で、土木・建築などの建設工事を請け負う
「総合建設業者」のことです。
建築工事では、高層ビル・マンション・商業施設などの工事を請け負い
土木工事では道路・橋梁・トンネル・港湾などの社会インフラに関する工事を請け負います。
大規模な工事を発注者から直接請け負い、さまざまな下請け業者に工事を依頼する立場
であるのもゼネコンの特徴です。
ゼネコンは売上高によって「スーパーゼネコン」「準大手ゼネコン」
「中堅ゼネコン」に分けられます。
一般的に、下記のように分類されています。
・単独売上高が1兆円以上の企業を「スーパーゼネコン」
・単独売上高が3,000億円以上1兆円未満の企業を「準大手ゼネコン」
・単独売上高が1,000億円から3,000億円未満の企業を「中堅ゼネコン」
また、ゼネコンというと建設現場で施工管理業務を行うイメージが強いのではないでしょうか?
しかし、実はゼネコンは「設計」「施工管理」「研究開発」の3つの業務を自社で行っているという特徴もありますよ!
デ ベ ロ ッ パ ー と ゼ ネ コ ン の 関 わ り
まず、デベロッパーが土地を取得し、所有している土地をどのように活用するのかを企画・開発します。
次に、実際に建物を建てるために建設工事を行いますが、ここで登場するのがゼネコンです。
さらに、ゼネコンが建てたマンションを販売したり管理したりするのは、デベロッパーが担当します。
たとえば、ある土地に高層マンションを建設する場合を考えてみましょう。
所有している土地にマンションを建てる場合、企画・開発を行うのがデベロッパー
実際にマンションを建設するのがゼネコン。
そして、デベロッパーがマンションを販売し、入居者やテナントの管理をします。
デベロッパーとゼネコンは仕事内容に違いがありますが、両者は密接に関わっているということがわかりますね!
ま と め
今回は、デベロッパーとゼネコンの違いについて解説しました。
デベロッパーが土地の企画・開発を行い、ゼネコンが建設工事を担当。
さらに、建設工事が完了するとデベロッパーが販売し管理します。
このように、デベロッパーとゼネコンは密接に関わっているといえます。
デベロッパーとゼネコンの担当する仕事には違いがあるため、企業選びの際には
ミスマッチがないようしっかりと仕事内容を押さえておきましょう。