建設業の「積算」って何するの?

こんにちは!転職博士です。

建設工事では、大きなお金が動きますね。

その建設工事のお金を計算する仕事が「積算」です。

今回は、積算業務は具体的にどのような仕事を行うのかについて紹介します!

さらに、積算業務に必要なスキルまで詳しく解説します。

積 算 業 務 と は

積算業務とは、建設工事における費用をあらかじめ算出する仕事のことです。

建設工事を完成させるまでには莫大な費用がかかりますね。

1つの建設工事に必要な費用を算出する重要なポジションを担っているのが積算です。

積算業務の主な仕事内容は、建設工事全体の工事費の算出(原価管理)と

建設工事で必要な資材の数量算出です。

資材の数量算出は、図面や仕様書などから数量を拾い数量に単価をかけて積み上げていきます。

現在の積算業務は積算ソフトを使用して積算するため、必ずしも施工管理の経験がなくても業務は可能です!

ただ、建設業界は日進月歩で進化していますね。

建設業界に関する専門用語や新しい工法などを日々学ぶことで、積算業務にも大きく生かすことができます。

そのため、積算業務の中で建設工事に関する知識や専門用語などの知識を習得することは大切です。

積 算 業 務 に 必 要 な ス キ ル

積算は、特定のスキルがなければできない業務ではありません!

これまで積算業務の経験がない人も、建設業界で仕事をしたことがない未経験の人も、積算業務を行うことは可能です。

ただ、下記のようなスキルがあることで積算業務をスムーズに行えますよ。

①コミュニケーション能力

積算業務を行うためには、コミュニケーション能力が必要です。

実は、積算業務は社内で黙々と行う業務ではありません!

建設工事に関わる社内の関連部署の人たちとやり取りを行い、業務を進めていきます。

また、発注者・下請業者・資材メーカーなどの社外のさまざまな人たちと打ち合わせをする機会も多いです。

そのため、積算業務はコミュニケーション能力がある人が向いているといえます。

②数量計算などの計算能力

積算ソフトを使用するといっても、金額の妥当性をチェックするためには計算能力が必要です。

建設工事では数多くの資材を使用します。

もし、正確に計算できていない場合は、利益を生み出すどころか赤字になってしまうリスクもありますね。

積算業務では高度な計算テクニックは必要ではありませんが、数量計算をするために

必要な四則演算などの基本的な数量計算ができると安心です。

③図面や仕様書を読み解く力

積算業務を進める上で、図面や仕様書を読み解く力は必要です。

「図面の見方がわからない」「仕様書のどの部分も見ればいいんだろう」となると、

積算業務を進められなくなってしまいます。

もちろん、わからない部分は上司や先輩に質問して進めていけば問題ありませんが

少しずつ自分自身で解決できるようにすればスムーズに業務を進められますよ。

④建設工事に関しての幅

積算業務は建設工事に直接携わることはありませんが、建設工事に関して幅広い知識を持っておくと有利です。

たとえば、施工管理や設計などの知識や工法の理解などは積算業務にも役立ちます。

また、建設工事で使う資材の価格や人件費の一般相場の理解を深めることも積算業務をする上で大切です。

とはいえ、建設工事の知識をすべて網羅することは大変ですよね。

すべて完璧に理解するのではなく、少しずつ知識を習得していくのがおすすめです。

建設工事に関して興味関心を持ち、実務を経験しながら知識を習得していきましょう。

ま と め

今回は、建設業界の業務の1つである「積算」について解説しました。

建設工事は莫大な費用がかかるからこそ、積算業務の責任は大きなものと感じるでしょう。

しかし、積算があるからこそ、すべての建設工事をスムーズに進められているのも事実!

ぜひ、積算業務に挑戦し建設業界の知識を深めてみてはいかがでしょうか?

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