年末の労働災害にご注意を!年末に労災が増えるのはなぜ?
こんにちは!転職博士です。
「今年も仕事を頑張った」「自分なりに目標を達成できた」と、ふりかえる人も多いのが年末。
しかし、そんな年末は労働災害が発生しやすい傾向があるため注意が必要です!
そこで今回は、年末に労災が増える理由について解説していきます。
事故や怪我なく1年を終えるためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。
気 温 の 変 化
年末といえば12月。
12月の気温は、東京でも最低気温が5℃を下回る日もあります。
気温が低くなることで発生する労災はいくつかあります。
たとえば、道路の凍結による交通事故です。
雪が降っていなくても道路が凍結していることで車両がスリップしまうこともあります。
他にも建設業の場合、冬季は防寒服を着用して作業する場合が多いです。
防寒服を着用しての作業は思った以上に動きにくくなるため
足を踏み外してしまい高所からの墜落・転落災害が発生する危険性が高まります。
また、冬季はコンクリートの給熱養生を行う場合があるでしょう。
通常、ジェットヒーターや練炭などを使用する場合が多いため、一酸化炭素中毒が発生しやすくなります。
このように、気温の変化による事故がいくつかあるため、年末に労災が発生しやすいといえます。
危険箇所を周知したり、作業環境に応じた対策を実施したりすることが重要です!
非 定 常 作 業 の 発 生
「非定常作業」とは、継続的に行なっているものや反復的に行なっているものとは違う作業のことをいいます。
年末は自宅の大掃除をするように、事務所の清掃や機材の点検などを行うことも多いのではないでしょうか。
事務所の清掃や機材の点検も非定常作業に該当する場合もあり、実は「作業手順が決まっていない」
「作業内容が明確でない」などが多いです。
そのため、通常の作業に比べて労災が起きやすいといわれています。
年末は通常とは違う非定常作業を行うため、労災が発生しやすいといえます。
「作業手順書通りの作業ができているか」「作業内容を周知しているか」など
非定常作業中に労災を発生させない取り組みが必要です!
ま と め
今回は、年末に労災が発生しやすい理由について解説しました。
気温が変化するため、いつもと違う環境の中で仕事をしなければならないこともあります。
「年末までにやらなくてはいけない仕事がたくさん!」と慌ただしかったり心に余裕がなかったりすると、冷静に行動ができないこともあるでしょう。
無事故・無災害で年末年始をむかえるためにも、安全にはより一層意識を向けて仕事をしたいものですね。
ご安全に!