3Dプリンターで作る建築物
こんにちは!転職博士です。
3次元データを元に、自動で立体物を成形できる3Dプリンター。
実は建設業でも、3Dプリンターを活用した建築が注目されているのを知っていますか?
そこで今回の記事では、3Dプリンターでつくられた建築物についていくつかご紹介します!
株 式 会 社 大 林 組 の 「 ( 仮 称 ) 3 D プ リ ン タ ー 実 証 棟 」
大林組では東京都清瀬市の大林組研究所にて、3Dプリンターを使った実証棟の建設を進めてきました。
3Dプリンター用に特殊モルタルを使い、補強用に超高強度繊維補強コンクリートであるスリムクリートを使って構造形式の開発をしてきたのです。
今回、日本国内ではじめて建築基準法に基づく国土交通大臣の認定を取得した構造形式となっています。
実証棟は基礎と屋上階の床版を除く、すべての構造部材を3Dプリンターで製作!
建築の場合は高い意匠性が求められる場合が多いですが、3Dプリンターを使えば型枠では施工が難しい工事も簡単に進められます。
3Dプリンターを使用することで、工期の短縮や省力化、コスト削減なども期待できるといえます。
3 D プ リ ン タ ー で 建 築 許 可 を 得 た 日 本 初 の 建 築 物
株式会社Polyuseは、3Dプリンターで建築許可を得た日本初の建築物をつくりました。
建築された建物は群馬県渋川市につくられ、倉庫として活用されます。
株式会社Polyuseは、建設用3Dプリンターの技術開発やサービス提供を行っているスタートアップ企業。
今回の建築工事では、3Dプリンターを使って1パーツ約1トンの壁面を製作したのです!
1パーツを製作するのにかかる時間は約5時間。
さらに、3Dプリンターなら内壁と外壁を一気につくれることから、工期は3分の2まで短縮できたといわれています。
ま と め
今回の記事では、3Dプリンターでつくられた建築物をご紹介しました。
3Dプリンターで製作できるものは建築に必要な小さなパーツだけではありません。
いくつものパーツを組み合わせて建築物まで製作できるのです!
今後、工期短縮やコスト削減、人手不足を解決するためにも、ますます3Dプリンターが活躍する場は広がるといえます。