安全担当者は現場の何を見ている?
こんにちは!転職博士です。
建設現場では、作業員全員が安全に仕事ができるような環境づくりが重要です。
そこで欠かせないのが安全担当者。
安全担当者は、建設現場で労働災害を発生させないために活躍しています。
ただ、安全担当者は現場の何を見ているのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、安全担当者が一体何を見ているのかについて解説していきます。
安 全 担 当 者 の 仕 事 と は
現場の安全管理は、建設工事を進める上でもっとも重要といっても過言ではありません。
安全担当者は、工事に携わるすべての作業員にとって安全な作業環境を整備したり、発生する可能性のある労働災害に対して対策を行なったりします。
もし、作業場で不安全行動を発見した場合は、厳しい口調で注意をしなければなりません。
また、安全パトロールを実施した際に問題点を指摘することもあります。
施工管理の中でも、特に安全に特化した業務を行なっているのが安全担当者です。
安 全 担 当 者 が 現 場 で 見 る こ と
安全担当者が現場で何を見ているのかについて、いくつかご紹介します。
クレーン作業
建設工事では、鉄筋や型枠材などを揚重するなどのクレーン作業が多いです。
クレーンで揚重するのは重量物であるため、万が一吊荷が落下してしまうと大きな事故につながります。
そのため、安全担当者は「作業員が吊荷の下に入っていないか」「有資格者が玉掛けをしているか」などを確認します。
また、事前に提出されたクレーンの作業計画通りに作業を行なっているかの確認も重要です。
高所作業
建設現場では高所での作業もあります。
高所での作業は墜落・転落災害の恐れがあるため、必ず墜落制止用器具を使用しなければなりません。
そのため、安全担当者は墜落制止用器具を使用して高所作業を行なっているかを見ています。
墜落制止用器具として認められているのは、胴ベルト型(一本つり)とハーネス型(一本つり)です。
作業状況に合う墜落制止用器具を使用しているかを見るのも重要なポイントといえます。
服装
正しい服装で作業をしているかを確認することも安全担当者の仕事です。
「長袖・長ズボンを着用し肌を露出していないか」「保護手袋を着用して作業をしているか」などは安全に作業を行う上で重要です。
また、真夏の作業では熱中症を引き起こさないために空調服を着用しているかなどを確認する必要もあります。
ま と め
今回の記事では、安全担当者が現場の何を見ているのかについて解説しました。
事故や怪我をすることなく作業を進めるためにも、安全担当者は現場を巡回して危険ポイントがないかを確認しています。
作業員からは嫌われることもある安全担当。
しかし、不安全行動や危険箇所を見つけたら、すぐに注意したり是正したりする必要があります。
無事故・無災害で作業を進めるためにも、安全担当はなくてはならない存在といえます。