長崎県が「オープンナガサキ」を開設、どんなことに役立つ?
こんにちは!転職博士です。
国土交通省が推進するi-Constructionにおいて、トップランナー施策の1つに「ICTの全面的な活用(ICT土工)」があります。
ICTの全面的な活用(ICT土工)は、建設現場における3次元測量や3次元データを活用した設計・施工などを推進するものです。
さらに、i-Constructionの拡大を目指してオープンデータ化も進められています。
そこで今回の記事では、長崎県によって開設された「オープンナガサキ」についてご紹介します。
オープンナガサキとは
オープンナガサキとは、長崎県が公開している3次元点群データのサイトです。
点群データとは、位置情報(X,Y,Z)と色情報(R,G,B)を持つ点の集合データのこと。
オープンナガサキは2023年3月14日から一部公開され、現在は長崎市・時津町・長与町付近の長崎地区の3次元点群データがあります。
2023年度からは長崎地区以外の点群データも順次公開される予定です。
オープンナガサキの3次元点群データは、営利・非営利に関係なく無料で自由に使えます!
オープンナガサキのダウンロードページから地図の図郭番号を選択するか、矩形選択から範囲を指定することで、データのダウンロードが可能です。
オープンナガサキはどんなことに役立つ?
オープンナガサキが開設されたことで、業務の中でどのように役立つのでしょうか?
3次元点群データを取得する際は、ドローンやレーザースキャナーなどを使用して測量を行います。
しかし、オープンナガサキでは点群データがすでに公開されているため、測量作業を実施せずにデータを取得できるのです。
そのため、測量作業に要する時間を大幅に削減できることで業務の効率化につながるといえます。
また、CADツールを使用し点群データから3Dモデルを作成できるため、設計段階の検討や計画に大きく活かせます。
「足場の配置に問題がないか」「安全にクレーン作業を行えるか」など3Dモデルで確認ができるため安全面でも大きく役立つのです。
業務の効率化と安全な現場作業を実現するためにも、積極的にオープンデータを活用していきたいですね。
まとめ
今回の記事では、長崎県が開設した「オープンナガサキ」についてご紹介しました!
オープンナガサキによって、建設工事に関わる人が自由に3次元点群データを使えるようになります。
これまでの測量作業が不要になるため、生産性の向上が期待できるのではないでしょうか?
「オープンナガサキ」について興味がある方は、ぜひ公式ホームページからチェックしてみてくださいね!
長崎県庁|オープンナガサキ
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