空き家がどんどん増えている?空き家の【リスク】とは
こんにちは!転職博士です。
高層ビルやオフィスビルなど、都市部を中心に大規模な建築物がつくられていますね。
魅力的な建築物との出会いは、街歩きの楽しみの1つといえるのではないでしょうか?
しかし、そんな建築物の問題といえば「空き家問題」。
そこで今回の記事では空き家問題にフォーカスし、空き家が増えるリスクについて解説していきます。
空き家とは
空き家とは、1年以上誰も住んでいない不動産物件、または使われていない不動産物件をいいます。
水道や電気、ガスなどが使用できない状態である場合、空き家とみなされる可能性があります。
空き家になる不動産物件の例をあげると、賃貸用の一戸建て住宅やアパート、マンションなどです。
また、売却用の不動産物件や商業用物件、オフィスビルなども空き家になる可能性があります。
さらに、セカンドハウスと呼ばれる別荘や長期間人の出入りがない不動産物件も空き家になりやすいです。
空き家は今後も増える
国土交通省住宅局が公表している「空き家政策の現状と課題及び検討の方向性(令和4年10月)」によると、2003年の空き家の数は212万戸といわれています。
2003年から5年ごとに調査した結果、空き家の数は右肩上がりで増加し2018年には349万戸まで増加しているのです。
さらに、2025年には420万戸、2023年には470万戸まで増加するといったデータがあることから、空き家の数は今後も増加するといえます。
国土交通省 住宅局|空き家政策の現状と課題及び検討の方向性(令和4年10月)
空き家のリスク
空き家が増えることで、どのような問題があるのでしょうか?
ここからは、空き家のリスクを3つご紹介します。
建物の老朽化
空き家のリスクとしてあげられるのは、建物の老朽化です。
空き家は人によって管理されずに放置されているため、老朽化や破損が進行してしまいます。
また、雨漏りや建物の倒壊も考えられることから、周囲の建物にも影響を及ぼす危険性があるのです。
犯罪の発生
空き家が増えることで、犯罪の発生リスクも高まってしまいます。
長期間管理されていない空き家は、人目につかない状態です。
そのため、不法侵入や窃盗、放火といった犯罪が発生しやすくなってしまいます。
衛生上の問題
空き家は、野良猫やねずみ、害虫が発生しやすくなってしまいます。
また、動物の糞尿により悪臭が発生する可能性も。
空き家そのものでなく、周辺住民の暮らしに悪影響を与えてしまうのが衛生上の問題といえます。
まとめ
今回の記事では、空き家のリスクについて解説しました。
人口の減少や高齢化に伴い注目されるようになった空き家問題。
空き家が増えることで「建物の老朽化」「犯罪の発生」「衛生上の問題」などのリスクが高まるのです。
しかし、移住・定住や地方創生、二地域居住など空き家の利活用に取り組んでいる自治体もあります。
今後は空き家問題だけではなく、空き家の利活用についても注目していきたいですね!