新設資格「技士補」適用されてしばらくたったけど実際に活かされている?
こんにちは!転職博士です。
建設業で業務をする方にとって、取得したい資格の1つが施工管理技士!
そんな施工管理技士には「技士補」という資格が新設されました。
技士補が適用されたことで、現場にどのような効果をもたらすのか気になる方もいるのではないでしょうか?
今回の記事では、技士補の資格が実際にどのように現場に活かされているのかについて解説します。
技士補とは
「技士補」とは、施工管理技術検定の第一次検定に合格すると取得できる資格です。
1級技士補は1級施工管理技術検定の第一次検定に合格すると取得でき、2級技士補は2級施工管理技術検定の第一次検定に合格すると取得できます。
たとえば、1級土木施工管理技術検定を受験する場合を考えてみましょう。
1級土木施工管理技術検定の第一次検定に合格すると、1級土木管理技士補の資格を取得できます。
技士補について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね!
CSエンジニア|<建設業の資格>2021年から導入された技士補とは?
技士補が現場にもたらす効果
ここからは、技士補が現場にもたらす効果についてご紹介します!
「技士補が適用されて現場にメリットはあるの?」
「技士補が適用されても変わらなかったことってあるの?」
このような疑問にお答えするために、現場にとってプラスになったこと・マイナスになったことを解説します。
マイナス面
1級施工管理技士補の資格を保有すると、監理技術者の補佐をできるようになります。
しかし、2級施工管理技士補だけができる特定の業務はありません!
つまり、2級施工管理技士補が現場で任せられる仕事の範囲は資格を持っていない社員とほとんど変わらないのです。
1級技士補・2級技士補は経営事項審査において加点になりますが、2級施工管理技士補だからこそできる業務はないといえます。
プラス面
技士補が適用され、現場でプラスになったことを2つご紹介します。
建設業の知識が身につき実務で役立つ
建設業界で仕事をする方の中には「他業界から転職したので知識を身につけたい」「入社して間もないけど資格を取得したい」と考えている社員もいるのではないでしょうか?
施工管理技術検定に新たに技士補が適用され、資格取得を目指して学習を行う業界未経験者や若手社員も増加。
資格取得のために習得した知識を実務に活かせるようになり、作業所メンバー全員の知識力アップが実現したといえます。
監理技術者の人手不足を補える
監理技術者が複数の現場を兼任する際、1級施工管理技士補が必要です!
現場に1級施工管理技士補がいれば、監理技術者が任せられる仕事も増えます。
そのため、監理技術者の仕事の負担を減らすことにもつながります。
令和6年度から技士補の受験資格は改正される
国土交通省の『【別添2】令和6年度以降の技術検定制度概要』によると、令和6年度以降の技士補の受験資格は改正されると公表。
現在、2級施工管理技士補(2級施工管理技術検定の第一次検定)の受験資格は17歳以上です。
17歳以上であれば、学歴に関係なく2級施工管理技士補の資格試験を受験できます。
令和6年度から改正されるのは、1級施工管理技士補(1級施工管理技術検定の第一次検定)の受験資格です。
これまで、1級施工管理技士補の第一次検定を受験するためには、学歴ごとに実務経験年数が定められていました。
しかし、1級施工管理技士補の受験資格が改正され、第一次検定の受験資格は19歳以上になります。
学歴に関係なく、19歳以上であれば誰でも受験できるようになるのです!
つまり、建設業界での実務経験がなくても誰でも技士補にチャレンジできるようになります。
まとめ
今回の記事では、技士補の資格が実際にどのように現場に活かされているのかについて解説しました。
施工管理技術検定の第一次検定合格者が取得できる「技士補」。
技士補が新設されたことで「建設業の知識が身につき実務で役立つ」「監理技術者の人手不足を補える」など現場にとってメリットがあります。
若手社員や業界未経験者の方も、積極的に技士補の取得に向けてチャレンジしてみてくださいね!
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