建設現場でよくあるヒヤリハット事例

こんにちは!転職博士です。

建設現場で頻繁に耳にする「ヒヤリハット」。

ヒヤリハットとは大きな事故や怪我につながらないものの、不安を感じたり危険に気づいたりする状況のことをいいます。

1つの重大な事故の背後には、なんと300件ものヒヤリハットがあるといわれています。

今回の記事では、建設現場でよくあるヒヤリハットを紹介します。

事故や怪我を防ぐための対策についても、あわせてチェックしてみてください!

ヒヤリハット事例①:高所作業

高層ビルやマンションなどの建築工事、橋梁や高速道路などの土木工事では、高所作業がありますね。

高所作業のヒヤリハットといえば、高所作業者車と仮設構造物との挟まれです。

高所作業車のブームを伸ばしているときに作業に必死になってしまい、上部にある仮設構造物に気づかないまま操作を続けてしまう作業員もいます。

ほかの作業員に「危ない!」と声をかけられて、はじめて危険に気づくのです。

高所作業を行う場合は、高所作業車の点検や墜落制止用器具の使用は必須です!

さらに、高所作業車と仮設構造物との挟まれ防止対策を行うことも必要ですよ。

ヒヤリハット事例②:重機や車両との接触

「あと少しで作業員が重機や車両と接触してしまうところだった」

このように、重機や車両との接触事故のヒヤリハット事例もあります。

建設現場には、クレーンや掘削機などの建設重機、大型トレーラーやダンプトラックなどの車両の往来が多いです。

たとえば、建設工事で使用する資材を積載した大型トレーラー。

車両背後にいる作業員に気づかないまま後退してしまい、あと少しで接触しそうになってしまう事例もあります。

ほかにも、バックホウの運転者が周囲の作業員に気づかず、バケットを旋回してしまうといった事例もあります。

車両後退時は必ず作業員がバック誘導を行ったり、重機を使う作業では旋回範囲の立入禁止措置を実施したりするなど、現場ごとに安全ルールを徹底しなければなりません。

ヒヤリハット事例③:つまずき・転倒

「資材や機材に足が引っかかって、つまずきそうになった」

「はしごを上っていたら足が滑って転倒しそうになった」

このようなつまずき・転倒によるヒヤリハットもあります。

建設現場には、工具などさまざまな資材や機材がありますね。

資材や機材は資材置き場などの決められた場所にまとめて、常に整理整頓を行うようにしましょう。

また、はしごや脚立を使用することで転倒のリスクも考えられるため、はしごや脚立の使用ルールについても現場で使用ルールを決めることが重要です。

ヒヤリハット事例④:材料の飛来・落下

建設現場では「飛来・落下」によるヒヤリハットもあります。

たとえば、高所で作業する作業員がラチェットレンチやパイプレンチなどの工具を使用するときは注意です。

作業中に手が滑ってしまい、誤って高所から工具を落下させてしまうこともあります。

高所で作業をする場合は、周辺に安全ネットを設置することも重要です。

安全ネットを設置することで、工具を落下させてしまった場合でも直接作業員に接触しません。

また、作業員が工具を使用する際は、工具の落下を防止できるツールを使うのも安全のためにできることですね。

まとめ

今回の記事では、建設現場でよくあるヒヤリハット事例について紹介しました!

建設作業を始める前は、毎日の作業内容を作業員全員で確認し、危険ポイントを共有していることでしょう。

ただ、大きな事故に潜む小さなヒヤリハットを知らなければ、十分な安全対策を実施できない場合もあります。

今回紹介したヒヤリハット事例以外にも、さまざまな危険の背後にあるヒヤリハットを理解することで、建設現場の危険の芽を摘むことにつながりますよ。

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