農業土木って何?
こんにちは!転職博士です。
皆さんは「農業土木」という言葉を聞いたことはありますか?
「農業土木って、いったい何?」
「土木と農業土木の違いはあるの?」
「農業土木の工事には、どのようなものがあるの?」
このような疑問にお答えします。
今回は「農業土木」について学んでいきましょう!
農業土木とは
農業土木とは、農地の整備や管理、農業の生産性を高めることを目的としている分野です。
「灌漑施設の設計や施工」「排水設備の整備・農地の改良」を行ったり、農村地域の「ほ場整備工事」「灌漑施設」など生活環境の整備を行ったりしています。
土木技術が応用されている農業土木。
一般的な土木工事で使われている土木技術を活かしています。
また、農業土木は自然や環境などに配慮する学問であるともいわれています。
「土木」と「農業土木」との違い
「土木」は、道路・橋梁・河川・港湾などのインフラ整備を実施しています。
「農業土木」は、農地・農業施設など農業に関係する整備を行っています。
農業に特化した施設整備を行なっているのが農業土木であるといえますね。
一般的な土木工事と農業土木では、技術者の仕事の種類も異なります。
農業土木は土木の専門知識だけではなく、農業に関する専門知識の習得が必要です。
農業土木の工事例
ここからは、農業土木ではどのような工事を行うのかについて紹介します。
主な3つの工事例をみていきましょう!
灌漑施設の施工
水源から農地までの水の供給を人工的に行う施設を灌漑施設といいます。
灌漑施設を施工することは、農作物を安定的に育成するためには重要です。
灌漑システムが効果的に機能することで、降水量など気象条件に影響されることなく、農地に水を供給し農作物の生育と収穫を助けられます。
排水施設の整備
排水路や排水ポンプなどの排水施設を整備します。
排水施設は、過剰な水の供給をせず農作物を守る役割を果たしているのです。
水はけをよくするために土地改良も行います。
また、豪雨などの影響で洪水が発生しないように洪水対策を行うのも重要です。
農地の改良工事
農地の生産性を向上させるために、農地の改良工事を行います。
農作物の栽培や育成、収穫をスムーズに行うためにも、農地の改良は重要です。
農作物を栽培する際に、畝(うね)と呼ばれる土の盛り上がりや段差をつくり土壌を耕します。
農作物の収穫を効率よく行うために、運搬路の整備も行っていますよ。
まとめ
今回は農業土木をテーマに解説しました。
農地の整備や管理、農業の生産性を高めるために土木技術を応用している農業土木。
農業土木は、道路や橋梁、河川、港湾などの土木ではなく、農業に特化している分野であるといえます。
農業土木の工事例には「灌漑施設の施工」「排水施設の整備」「農地の改良工事」などがあげられます。
農業土木の仕事内容や働きやすさについて詳しく知りたい方は、農林水産省のホームページにある農業土木女子「ドボジョの現場」をチェックしてみてくださいね!