高速道路の渋滞はなぜ起こる?
こんにちは!転職博士です。
いよいよ夏休みシーズンの到来ですね!
帰省や旅行などで車を運転する方もいるのではないでしょうか?
車の移動で気になることといえば、高速道路の渋滞。
そこで今回の記事では、高速道路の渋滞が発生する原因について解説します。
高速道路の「渋滞」とは
そもそも「渋滞」とは、どのような状態をいうのかについて解説します。
渋滞の定義は、一般道や高速道路によって異なります。
今回は、NEXCO西日本が公表している渋滞の定義についてみてみましょう!
NEXCO西日本が公表している渋滞の定義は次の通りです。
- 時速40km以下で低速走行する車両が1km以上かつ15分以上続く状態
- 停止と発進を繰り返す車列が1kmかつ15分以上続く状態
高速道路で渋滞が発生する原因
高速道路で渋滞が発生する原因は、大きくわけて次の3つです。
- 交通集中渋滞
- 工事渋滞
- 事故渋滞
それぞれについて詳しく解説します。
交通集中渋滞
交通集中渋滞が原因で発生する渋滞は「上り勾配やサグ」「インターチェンジやジャンクション」「トンネル内」「料金所」の4つに分類できます。
1つ目の「上り勾配の道路やサグ」。
「上り勾配の道路やサグ(下り坂から上り坂に変わる場所)」では、車両の速度が低下し車両の加速が減速しやすくなります。
速度が低下した車両の後続の車両も減速したりブレーキをかけたりすることで、車間距離が縮まってしまいますね。
特に、大型車両や低出力の車両は上り坂で減速しやすく渋滞を引き起こしやすいです。
2つ目は「インターチェンジやジャンクション」。
インターチェンジやジャンクションでは、車線を変更するために車両が合流します。
交通容量が不足し車両の動きが制限されることで渋滞が発生しやすくなります。
観光地やイベント会場付近、商業施設のある出口でも渋滞が起こりやすいです。
3つ目は「トンネル内」。
トンネル内はトンネルの外に比べて暗くなるため、速度が低下しやすく渋滞が発生しやすくなります。
また、トンネルの入り口や出口では車両の密度が高まることで渋滞が発生することもあります。
4つ目は「料金所」。
高速道路の料金所では、料金の支払いのために車両が一旦停止しますね。
ETC専用料金所でも車両が減速します。
そのため、車両の一旦停止や減速によって渋滞が発生しやすくなるのです。
工事渋滞
工事渋滞は、高速道路の改修工事や修繕工事などが行われている場所で発生します。
工事渋滞が発生する原因は、工事による道路の車線規制です。
車線が一時的に閉鎖され、通行できる車線が減少し車両の通行が制限されてしまいます。
また、高速道路の工事ではダンプトラックやアスファルト舗装機、バックホウ、橋梁点検車など、さまざまな建設重機を使用します。
建設重機や作業車両などが道路上に停車していることで、道路の通行が妨げられ渋滞が発生しやすくなるのです。
事故渋滞
事故渋滞は、高速道路上で交通事故が発生することで車両がスムーズに通行できない状態をいいます。
交通事故が発生すると、事故が発生した現場周辺では車線が閉鎖されることがありますね。
救急隊や警察の対応、事故車両の撤去などを行う必要があるため、一時的に車両の通行が制限されて渋滞が発生しまうのです。
まとめ
今回は、高速道路の渋滞が起こる原因を紹介しました!
高速道路で渋滞が起こる原因は、大きくわけると「交通集中渋滞」「工事渋滞」「事故渋滞」の3つです。
実は、高速道路では渋滞中に交通事故が発生しやすいといわれています。
高速道路の渋滞に巻き込まれた場合は、油断せず安全運転を心がけるようにしましょう!