国交省にはどうすれば入れる?採用倍率は?

こんにちは!転職博士です。

道路や橋梁、河川などの大規模な建設工事の発注期間である国土交通省。

「国交省の職員になって、大規模な建設プロジェクトに携わりたい!」と考えている方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、どうすれば国交省に入れるのかについて解説します。

さまざまな採用方法の中でも、今回は経験者採用に限定して紹介します!

採用倍率も、あわせてチェックしてみてくださいね。

国土交通省に入るために必要なこと(経験者採用)

国土交通省の職員を目指す場合は、人事院が行う経験者採用試験に合格しなければなりません。

経験者採用試験は「係長級(技術)」と「係長級(事務)」の2種類があります。

どちらの試験も「第1次試験」「第2次試験」「第3次試験」の3つの試験に合格する必要があります。

それでは「係長級(技術)」「係長級(事務)」について、詳しくみていきましょう!

国土交通省経験者採用試験(係長級/技術)

国土交通省経験者採用試験の「係長級(技術)」は、さらに試験区分が2つあります。

試験区分は「本省」「地方整備局・北海道開発局」です。

第1次試験は、試験区分「本省」と試験区分「地方整備局・北海道開発局」どちらも、多肢選択式の「基礎能力試験」と「経験論文試験」が出題されます。

第2次試験は、次のとおりです。

  • 試験区分「本省」の場合:「政策課題討議試験」と「人物試験」
  • 試験区分「地方整備局・北海道開発局」の場合:「人物試験」

最後の第3次試験は「総合評価面接試験」です。

3つの試験すべてに合格すると、国土交通省の職員として採用されます。

2023年度の受験案内(2023年7月3日現在)によると、採用予定人数は次のとおりです。

  • 試験の区分「本省」:約15名
  • 試験の区分「地方整備局・北海道開発局」:約50名

人事院|国家公務員 国土交通省経験者採用試験(係長級(技術))受験案内

国土交通省経験者採用試験(係長級/事務)

国土交通省経験者採用試験(係長級/事務)の第1次試験は、多肢選択式の「基礎能力試験」と「経験論文試験」が出題されます。

第2次試験は「人物試験」。

最後の第3次試験は「総合評価面接試験」です。

2023年度の受験案内(2023年7月3日現在)によると、採用予定人数は約10名と公表されています。

人事院|国家公務員 国土交通省経験者採用試験(係長級(事務))受験案内

国土交通省職員(経験者採用試験)の採用倍率

ここからは、国土交通省職員(経験者採用試験)の採用倍率がどれくらいなのかをチェックしましょう。

今回は「係長級/技術」と「係長級/事務」のそれぞれの試験結果から採用倍率を算出します。

国土交通省経験者採用試験(係長級/技術)

国土交通省経験者採用試験(係長級/技術)の全体の申込人数は58名で、1次試験受験者数は26名です。

第1次試験の合格者が12名で、さらに第2次試験の合格者が10名。

最終試験である第3次試験の合格者は5名です。

採用倍率を「受験者数/合格者数」で計算するとします。

採用倍率は、5.2倍となります。

人事院|国土交通省経験者採用試験(係長級(技術))試験実施状況 2022年度

国土交通省経験者採用試験(係長級/事務)

国土交通省経験者採用試験(係長級/事務)の全体の申込人数は592名で、1次試験受験者数は277名です。

第1次試験の合格者は91名となっていますが、第2次試験の合格者は公表されていません。

最終試験である第3次試験の合格者は53名です。

採用倍率を「受験者数/合格者数」で計算するとします。

採用倍率は、5.2倍となります。

人事院|国土交通省経験者採用試験(係長級(事務))試験実施状況 2022年度

まとめ

今回は、国交省にはどうすれば入れるのかについて解説しました。

これまで建設業でキャリアを積んできた方は、国交省の経験者採用試験に合格すれば職員として業務ができるようになります。

経験者採用試験の採用倍率は、およそ5倍(2022年度)です!

受験資格については、下記に記載している国土交通省「採用・キャリア情報」や人事院の国家公務員試験採用情報NAVI「試験情報」に掲載されています。

建設プロジェクトに携わるために、国交省の採用試験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

国土交通省|採用・キャリア情報

人事院|国家公務員試験 採用情報NAVI 試験情報

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