今年も猛暑記録更新!2023
こんにちは!転職博士です。
2023年7月12日に東京都八王子市で39.1℃を観測したというニュースが話題になりました。
全国各地で最高気温35℃以上の猛暑日が続いていますね。
毎日暑い日が続くと心配になるのは「熱中症」ではないでしょうか?
そこで今回の記事では、2023年夏に取り組みたい建設現場の熱中症対策を紹介します。
2022年の熱中症死傷者数
まず、熱中症の発生状況についてみてみましょう。
厚生労働省から公表されている「令和4年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)によると、2022年の熱中症死傷者数は827名で死亡者数は30名。
建設業における熱中症死傷者数は179名で、そのうち14名が死亡しているのです。
全業種の熱中症死傷者数の約21.6%が建設業で発生し、熱中症死傷者数は建設業でもっとも多くなっています。
厚生労働省|令和4年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)
熱中症が発生しやすい時期・時間帯
熱中症が発生しやすい時期や時間帯を解説します。
厚生労働省から公表されている「令和4年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)によると、2022年の月別の熱中症死傷者数は次のとおりです。
- 6月:184名
- 7月:291名
- 8月:280名
6月〜8月の3ヶ月間で、熱中症の発生は全期間の90%を超えています。
時間帯の熱中症死傷者数は、14時台で115人、15時台で106人。
熱中症死傷者数の26.7%が14時台と15時台で発生しています。
厚生労働省|令和4年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)
建設現場の熱中症対策
建設現場の熱中症対策といえば、暑さ指数(WBGT)を活用したり、毎朝の朝礼で声かけを行ったりして熱中症の注意喚起をしている現場もあるのではないでしょうか?
ほかに、建設現場ではどのような熱中症対策を行っているのかを3つ紹介します。
①作業時間の短縮、変更
作業時間を短縮したり変更したりしている建設現場もあります。
熱中症のリスクが高まる時期は通常よりもこまめな休憩を取ったり、休憩時間を長めに確保したりして作業時間を短縮して熱中症にならない取り組みを行っているのです。
また、建設工事といえば8時から17時に作業を行うことが多いですね。
しかし、熱中症死傷者が1日のうちでもっとも多い14時台や15時台の作業を避けて、早出作業を行っている現場もあります。
②服装の工夫
熱中症にならないようにするために、服装を工夫している現場もあります。
たとえば、通気性の優れた服装を選んだりファン付き作業服を着用したりするなどです。
会社によっては、従業員にファン付き作業服を支給している会社もありますよ。
また、安全チョッキの着用を現場ルールとしていることも多いですが、安全チョッキにより通気性が悪くなり熱中症のリスクを高めてしまうこともあります。
夏季の作業に限り、安全チョッキを着用せずに作業をしてもよいと決めている現場も多いです。
③熱中症対策グッズを常備
事務所や休憩所などに熱中症対策グッズを常備して、作業員全員が熱中症を発症しないように対策している現場もあります。
たとえば、事務所や休憩所にスポーツドリンクや経口補水液などの飲料水や塩キャンディなどを常備している現場も多いです。
ここで、とある建設会社が開発した熱中症対策グッズを紹介します。
大阪市内に本社がある三和建設株式会社と東京都千代田区に本社がある岩瀬コスファ株式会社で共同開発して誕生したのが「4Kしおゼリー」。
スティック状で食べやすく、簡単に塩分補給ができるゼリーです。
4Kしおゼリーは、三和建設株式会社のECサイト「STORES」で販売しています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
まとめ
今回の記事では、2023年夏に取り組みたい建設現場の熱中症対策を紹介しました!
屋外での作業が多い建設業。
現場全体で熱中症に対する意識を高め、安全に作業できる環境を整備することも大切です。
ぜひ、今回紹介した記事を参考に熱中症対策を進めてみてくださいね!