国交省の河川ライブカメラは何のためにある?
こんにちは!転職博士です。
国土交通省といえば、大規模な建設工事の発注機関というイメージを持つ方もいるのではないでしょうか?
国土交通省は社会資本の整備や管理など、わたしたちが快適で安全な暮らしを実現するために欠かせない業務を担っている行政機関の1つです。
今回は、そんな国土交通省が設置している河川ライブカメラについて解説します。
国交省の河川ライブカメラとは
国土交通省が提供するサービスの1つが「河川ライブカメラ」。
河川ライブカメラとは、各地方整備局の河川国道事務所が管理している河川の様子をリアルタイムで確認できるカメラです。
河川ライブカメラの映像は、国土交通省の公式ホームページから閲覧できます。
下記、国土交通省「住民自らの行動に結びつく水害・土砂災害ハザード・リスク情報共有プロジェクト」の河川映像LIVE配信には、各地方整備局ごとに映像がまとめられています。
「対象カメラ場所・一覧」に掲載されている河川の映像を確認できますよ。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
国土交通省|住民自らの行動に結びつく水害・土砂災害ハザード・リスク情報共有プロジェクト
河川ライブカメラの設置目的
なぜ、国土交通省では河川ライブカメラを設置しているのでしょうか?
河川ライブカメラを設置している主な目的は次の3つです。
- 自然災害への対策
- 環境保護と観光振興
- 調査・研究
それぞれについて、詳しく解説します。
①自然災害への対策
河川ライブカメラは、防災対策としても有効です。
近年、集中豪雨や局所的大雨などが多く発生していますね。
集中豪雨や局所的大雨によって河川が増水すると、洪水や土砂災害などが発生する危険性が高まります。
河川ライブカメラを設置することで河川の水位を確認できるため、早急に避難を呼びかけたり適切な対応を取ったりするなど、被害を最小限に抑えられます。
②環境保護と観光振興
河川ライブカメラは、環境保護と環境振興の面でも役立ちます。
河川を監視することで、河川への不法投棄や水質汚染を防ぐことにもつながります。
河川に生息している生物を保護できるため、日本の美しい河川の自然環境を楽しむ人々も増えますね。
結果、観光振興や地域活性化に寄与するといえます。
③調査・研究
河川ライブカメラは、調査や研究にも役立てられます。
河川の水位の変化や水質状況を研究機関や大学などの教育機関へ向けてデータを提供できます。
リアルタイムで河川状況を確認できるため、最新データを利用して調査や研究を進められるようになるのです。
河川だけではなく生態系の調査や研究にも活用できるため、河川ライブカメラが果たす役割は大きいですね。
まとめ
今回の記事では、国土交通省の河川ライブカメラとは何か、河川ライブカメラは何のためにあるのかについて解説しました。
リアルタイムで河川の様子を確認できる河川ライブカメラ。
河川ライブカメラを設置している主な目的は「自然災害への対応」「環境保護と観光振興」「調査・研究」です。
ぜひ、自宅や職場の近くの河川について河川ライブカメラでチェックしてみてはいかがでしょうか?