50代施工管理技術者無資格。。今さら資格取得は必要?
こんにちは!転職博士です。
建設業は「経験工学」とも呼ばれているとおり、経験や知識があるほど実務に役立ちます。
ただ、転職を希望する際に企業が重視しているのは資格でもあります。
そこで今回の記事では、50代の施工管理技術者がこれから資格を取得した方がいいのかどうかについて解説します。
豊富な経験や知識を持つ50代の施工管理技術者は必見です!
今から資格を取得するのがおすすめ!
50代の施工管理技術者の方は、資格を取得するのがおすすめです。
資格を取得するメリットは次のとおりです。
- 大規模な建設プロジェクトに参加できる
- 仕事の幅が広がる
- 年収がアップする
それぞれについて解説します。
大規模な建設プロジェクトに参加できる
大規模な建設工事をしたい方は、資格の取得を目指しましょう!
国土交通省などの大規模な建設プロジェクトに参加するためには、各作業所で資格取得者を配置させる必要があります。
そのため、資格取得がご自身のキャリアを歩む近道になりますよ。
仕事の幅が広がる
建設業で仕事の幅を広げたい方も資格の取得はおすすめです!
建設工事は、指定されている実務経験があればできる仕事もあります。
ただし、指定建設業で監理技術者になるためには「1級建築士」「1級建築施工管理技士」「1級土木施工管理技士」「1級電気工事施工管理技士」「技術士」などの国家資格が必要です。
これまで経験したことがない仕事にチャレンジしたい方は、資格の取得も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
年収がアップする
年収をアップさせるために資格を取得するのも1つの方法です。
資格を取得すると、責任のある仕事を任せてもらえたり部下の育成などを担当したりする場合もあります。
プレイヤーからマネージャーとなり高い役職で仕事ができるため、基本給が上がることも多いです。
さらに、資格を保有している社員に対して資格手当を支給している企業もありますよ。
基本給のアップや資格手当の支給によって、年収アップが期待できます。
50代の施工管理技術者におすすめの資格
50代の施工管理技術者におすすめの資格は「1級施工管理技士」です!
実は、令和6年度から1級施工管理技術検定の受験資格と技術者制度が変更されます。
令和5年度までは、第一次検定を受験する条件が学歴や経験によって細かく定められていましたが、令和6年度からは受験資格の一部が改正されます。
令和5年度までの受験資格
令和5年度までの施工管理技術検定の受験資格は、次のとおりです。
- 大学(指定学科):卒業後3年の実務経験
- 短期大学、高等専門学校(指定学科):卒業後5年の実務経験
- 高等学校(指定学科):卒業後10年の実務経験
- 大学:卒業後4年6ヶ月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校:卒業後7年6ヶ月の実務経験
- 高等学校:卒業後11年6ヶ月の実務経験
- 2級合格者:第一次検定は条件なし、第二次検定は2級合格後5年の実務経験
- その他:15年の実務経験
令和6年度からの受験資格
令和6年度からの施工管理技術検定の受験資格は、次のとおりです。
- 第一次検定の受験資格:19歳以上(専門性の高い大学課程を履修した場合は一部の科目が免除)
- 第二次試験の受験資格:1級技士補として一定規模以上の工事で3年の実務経験
このように、第一次検定は学歴や実務経験に関係なく19歳以上であれば誰でも受験できます。
第二次試験を受験するためには第一次試験合格後に実務経験が必要です。
ただ、第一次試験に合格できれば資格を保有できるようになります。
第一次試験合格者は、令和3年に新設された「技士補」の称号を得られますよ!
「技士補」について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
新設資格「技士補」適用されてしばらくたったけど実際に活かされている?
まとめ
今回の記事では、50代の施工管理技術者が今から資格を取得すべきかについて解説しました。
施工管理技術者で資格を持っていない方は、資格を取得するのがおすすめです!
これまでの経験や知識に加えて資格を保有していれば、ご自身の市場価値をより高められますよ。 ぜひ