会社が指名停止になったら従業員にどんな影響がある?
こんにちは!転職博士です。
建設工事の受注に大きく関わることといえば「指名停止」。
「指名停止って何?」
「会社が指名停止になったら、従業員にどんな影響があるの?」
そこで今回の記事では、会社が指名停止になった場合に従業員にどのような影響があるのかについて詳しく解説します。
指名停止とは
「指名停止」とは、建設工事の入札に参加できなくなることをいいます。
それぞれの発注者が指名停止の基準を設けており、指名停止になってしまった場合に一定期間はその発注者の競争入札に参加できません。
指名停止期間は、数週間から6ヶ月、1年と長期間になる場合もあります。
指名停止の理由をあげると、下記のようなものがあります。
【指名停止になる理由(例)】
- 建設業法違反
- 独占禁止法違反
- 贈賄
- 契約違反行為
- 粗雑工事
- 不正または不誠実な行為
- 安全管理措置の不適切により生じた事故
上記が代表的な指名停止の理由です。
発注機関は指名停止となった企業をホームページに掲載し、企業名や指名停止期間、指名停止理由などを公表しています。
工事関係者だけではなく、誰でも指名停止企業について確認できます。
指名停止措置については、各発注機関のホームページに掲載されているため、ぜひチェックしてみてくださいね。
指名停止が与える従業員への影響
指名停止になると、従業員にどのような影響があるのでしょうか?
ここからは、指名停止が与える従業員への影響を2つ紹介します。
受注のチャンスがなくなる
指名停止中は、入札参加資格要件を満たしていたとしても一切入札ができなくなってしまいます。
「指名停止となっていなければ受注できたのに」と、受注のチャンスがなくなってしまうことがリスクとしてあげられます。
特に、受注実績が高い発注機関からの指名停止の影響は大きいです。
工事の受注ができなければ、企業の売り上げにも直結してしまいます。
企業イメージが下がる
指名停止となると、企業イメージが下がってしまうというリスクも考えられます。
国土交通省や都道府県、市町村などの発注機関では、指名停止となった企業を一覧にして掲載しています。
指名停止となった理由も詳細に公表されているため「〇〇で指名停止になった企業だ」というイメージを持たれてしまうこともあるのです。
まとめ
今回の記事では、会社が指名停止になった場合に従業員に与える影響について解説しました。
会社が指名停止になった場合の従業員へ与える影響は
- 受注のチャンスがなくなる
- 企業のイメージが下がる
上記のような影響があるといえます。
特に、安全管理上の問題があり事故が生じてしまった場合は指名期間が長いです。
工事関係者や第三者の事故を発生させないような対策が重要です。
指名停止とならないように、工事関係者だけではなく企業全体で対策を行う必要がありますね。