鉱山労働者や大規模な土木工事や建築現場にある宿泊施設「飯場」とは
こんにちは!転職博士です。
建設現場は、街中だけではなく山奥など遠方の場所もあります。
毎日の通勤が困難な建設現場で仕事をする作業員にお馴染みの施設といえば「飯場」です。
- 飯場っていったい何?
- 飯場という言葉を聞いたことはあるけど詳しくは知らない
このような方のために、本記事では「飯場」について解説します。
遠方の建設現場で仕事をする方、今後遠方の建設現場に行く方は、ぜひ最後までご覧ください!
「飯場」とは
「飯場」は「はんば」と読み、鉱山労働者や大規模な建設工事(土木工事・建築工事)に従事する作業員が宿泊できる施設のことをいいます。
現場事務所と併設されていることもあるため、休憩施設や食堂施設として利用される場合もありますよ。
かつては、建設現場まで毎日通うのが難しい場合に飯場に宿泊して工事の仕事を行なっていましたが、現在は交通の便が良くなったことから飯場の数は減ってきています。
「部屋が狭い」「物音が気になる」「汚い」など、ネガティブなイメージを持つ方も多かった飯場。
しかし、現在はストレスを感じないほど快適に過ごせる飯場も増えてきています。
たとえば「浴槽付きのお風呂」「広々とした洗面所」「複数台の洗濯機」が設置されているなど、作業員が宿泊する際に困らないような設備を整えていますよ!
「飯場」に宿泊する際の注意点
飯場で宿泊することが決まったら、注意することがあります!
飯場で宿泊する際の注意点は、次のとおりです。
- インターネット環境が整っていないこともある
- 女性が宿泊できないこともある
それでは、それぞれについて詳しく解説します。
インターネット環境が整っていないこともある
飯場が建てられている地域によっては、インターネット環境が整備されていない場合もあります。
インターネットが繋がらないと、仕事以外の時間を有意義に過ごせないと困ってしまいますね。
事前にインターネットが繋がっているのかどうかを確認しておくと安心です!
ただし山奥などの飯場の場合は、Wi-Fiやスマートフォンのテザリング機能を使用しても、インターネットに繋がらないこともある点を覚えておきましょう。
女性が宿泊できないこともある
飯場によっては、女性が宿泊できる設備が整っていない場合もあります。
たとえば「男性のお風呂しかない」「トイレは男女兼用」という状況であれば、女性が安心して過ごせませんね。
同じ建設工事に関わる作業員の中に女性がいる場合は、安心して宿泊できるように近隣の宿泊施設を探す必要があります。
まとめ
今回は、鉱山労働者や大規模な建設工事に関わる作業員の宿泊施設「飯場」について解説しました。
かつてはマイナスなイメージが強かった飯場ですが、現在は大手ゼネコンをはじめ各作業所の飯場の環境が改善されてきています。
作業員にとって、遠方の建設現場で仕事をするということだけでもストレスが加わるものです。 だからこそ、生活に不自由しない環境整備が行われている飯場が増えると嬉しいですね。