1次製品、2次製品とは?
こんにちは!転職博士です。
建設業界で仕事をしていると、たまに耳にするのが「1次製品」「2次製品」という言葉。
「1次製品と2次製品について聞いたことはあるけど、正直あまりわからない...」
「1次製品と2次製品には、どのような違いがあるの?」
このような方もいるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、1次製品と2次製品とは何かについて解説します。
1次製品と2次製品の特徴についても押さえていきましょう!
1次製品とは
1次製品とは原材料そのものをいい、加工していないものが該当します。
たとえば、木材・砂・鉄鉱石・金属などがあります。
H形鋼・平鋼・鋼管などの鋼材も1次製品とされていますよ。
それでは、1次製品の特徴について押さえていきましょう。
1次製品の主なメリット・デメリットは、次のとおりです。
【メリット】
- 環境への影響も比較的少ない
- 建設工事全体のコストを削減できる
- 低コストで入手できる
【デメリット】
- 自然状態に近いため、使用用途が限定される
- 加工が必要な場合が多い
2次製品とは
2次製品とは、1次製品を使って加工してできたものをいいます。
わたしたちの身近なもので考えてみると、食品や衣料などが2次製品です。
農産物を加工することで食品になり、繊維を織ることで衣料ができあがります。
たとえば、鉄鉱石を原材料としている鉄筋が該当します。
コンクリートや鉄筋を使用して、あらかじめ工場でつくられたプレキャストコンクリート。
このプレキャストコンクリートは「コンクリート2次製品」とも呼ばれています。
コンクリート2次製品には、マンホール・側溝・擁壁・杭・カルバートなどがあります。
それでは、2次製品の特徴について押さえていきましょう。
2次製品の主なメリット・デメリットは、次のとおりです。
【メリット】
- 天候などに左右されず、高い品質を保つことができる
- 建設工事の効率化と省力化が期待できる
- 多様なデザインを実現できる
【デメリット】
- 加工が必要なため、建設工事全体のコストが高くなる
- 製作工場から現場へ運ぶ際に運搬費用がかかる
- 加工するために高温や高圧が必要な場合が多く、大量のエネルギーが消費される
まとめ
今回の記事では、1次製品と2次製品について解説しました!
1次製品とは「原材料を加工していない状態のもの」で、2次製品とは「1次製品を加工してできたもの」のことをいいます。
それぞれの特徴について、理解が深まったのではないでしょうか?
建設現場には、さまざまな材料がありますね。
1次製品なのか2次製品なのか、建設現場の材料を見てみるのも楽しそうですね。