建築設計と建設コンサルタントの設計の違い
こんにちは!転職博士です。
建築設計と建設コンサルタントの「設計」。
どちらも設計業務を行いますが、実は違いがあるのを知っていますか?
これから転職活動を行う方にとっては、建築設計と建設コンサルタントのそれぞれの設計について明確にしたいものですよね。
そこで今回の記事では、建築設計と建設コンサルタントの設計の違いについて解説します。
設計職への転職を希望している方は、ミスマッチを起こさないようにするためにも、ぜひ最後までご覧ください。
建築設計と建設コンサルタント
建設業には、建築工事と土木工事の2つがあります。
建築設計と建設コンサルタントの設計の違いは、建築物か土木構造物かということです。
建築設計は建築物に関する設計業務を行うのに対して、建設コンサルタントは土木構造物に関する設計業務を行います。
それでは、それぞれどのような設計業務を行なっているのかについて詳しく解説します!
建築設計
建築設計は建築物に関する設計を行い、建築設計事務所・ハウスメーカー・工務店などで業務を行います。
主に、意匠・構造・設備などに関する設計を行なっています。
木造建築士・2級建築士・1級建築士・施工管理技士・CADオペレーターなどが活躍していますよ。
設計対象は、一般住宅だけではありません。
マンション・商業施設・ホテル・学校・病院などの設計を行なっています。
建築設計の流れは、次のとおりです。
【建築設計の業務の流れ】
①お客様との打ち合わせ
②現地調査
③基本計画
④建築設計
⑤確認申請
⑥施工会社の選定
⑦施工管理
⑧竣工・引き渡し
建築設計を行なっている大手設計事務所を紹介すると、次のような企業があります。
【大手設計事務所】
- 日建設計
- NTTファシリティーズ
- 三菱地所設計
建設コンサルタント
建設コンサルタントは土木構造物に関する設計を行っています。
道路・橋梁・トンネル・河川・港湾・鉄道などの社会資本に関する土木事業を進める際に、発注者に対して技術的なコンサルティングサービスを行なっているのが建設コンサルタントです。
建設コンサエルタントでは、技術士・RCCM・施工管理技士・測量士・CADオペレーターなどが活躍しています。
建設コンサルタントの設計の流れは、次のとおりです。
【建設コンサルタントの設計業務の流れ】
①事業決定や予算化などの「評価・検討」
②事業計画や調査監督などの「調査・計画」
③設計発注計画や計画の監督などの「設計」
近年は、建設コンサルタントが発注者に代わって、工事監督業務や積算業務を行う「発注者支援業務」も注目されています。
大手建設コンサルタントを紹介すると、次のような企業があります。
- 日本公営
- パシフィックコンサルタンツ
- 建設技術研究所
建設コンサルタントの設計について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!
https://blog-cs-engineer.net/2024/03/04/konsaru/
※【36 建設コンサルタントの設計職どんなことをする?】URL
まとめ
今回の記事では、建築設計と建設コンサルタントの設計の違いについて解説しました。
建築設計は「建築物」に関する設計を行い、建設コンサルタントの設計は「土木構造物」に関する設計業務を行います。
同じ設計業務でも、設計対象が異なる点がポイントです。
建設業への転職を成功させるためには、ご自身がどのような設計をしたいかを明確にしておくことが重要です。
当社では、建設業に特化した転職サポートを行なっています。
建築物・土木構造物に関する設計に興味がある方や建設業への転職を希望している方は、当社までお気軽にご相談くださいね!