建設機械の遠隔操作・自動運転を手掛けているベンチャー企業「ARAV」
こんにちは!転職博士です。
建設現場が抱える課題の1つが技術者・技能者の人手不足。
このような課題を解決するために注目されているのが「建設現場のDX化」です。
- 建設DXについて実はよくわからない
- 建設現場のDX化とは、具体的にどのようなことをしているの?
- どのような会社が建設現場のDX化を実現しているの?
このような方もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、建設機械の遠隔操作・自動運転を中心に建設DXを進めているベンチャー企業「ARAV」を紹介します。
「ARAV」の事例から建設DXについて理解を深めていきましょう。
ベンチャー企業「ARAV」とは
ベンチャー企業「ARAV」の正式な会社名は「ARAV株式会社」です。
建設現場のDX化を実現するために事業展開している会社で、2020年4月1日に設立されました。
「ARAV」の社名の由来は「ARCHITECTURAL(建築)」「ROBUST(堅牢)」「AUTONOMOUS(自律的)」「VEHICLES(車両)」のそれぞれの頭文字を取ってつくられています。
建設機械の遠隔操作・自動運転などを中心にサービス提供をしています。
「ARAV」のメイン事業
ARAVのメイン事業は「遠隔操作」「自動運転」です。
それぞれついて詳しく紹介します。
遠隔操作
建設現場では、掘削工事の際にブルドーザーを使用して土砂を掘削したり、舗装工事の際に地面を締め固めるためにロードローラーを使用したりします。
このように、建設工事を進める際には作業員の手だけではなく、建設機械を使うことが多いです。
ARAVが提供するサービスの1つ「REMOTE CONTROL Model V / E」を建設機械に後付けすることで、遠隔操作ができるようになります。
パソコン・タブレット・スマートフォンと組み合わせることで、現場事務所やオフィスからでも建設機械を操作できるようになります。
複数の建設機械を1人の作業員で操作できるようになるため、建設機械ごとに作業員を配置する必要もなくなるため、現場の省力化が実現できるのです。
自動運転
ARAVは、建設機械の自動運転にも注力しています。
重機の転倒や仮設構造物との挟まれなど、建設機械を使用することで危険リスクが高まります。
建設現場で何よりも重視されているのが安全です。
ARAVは、OCS(Open Construction Simulator)を活用することで、建設機械の自動運転を実現させています。
直接、建設現場で建設機械を操作することがなくなれば、危険リスクの低減につながりますね。
まとめ
今回の記事では、建設機械の遠隔操作・自動運転を手掛けているベンチャー企業「ARAV」について紹介しました。
「建設DX」をテーマに展示会やイベントが開催されるなど、デジタル技術を駆使した課題解決が注目されています。
今回は「ARAV」の事例を紹介しましたが、一般社団法人 日本建設業連合会の公式ホームページでは、日建連会員企業が受注した建設工事の「建設DX」の事例が紹介されています。
気になる方は、下記リンクからチェックしてみてくださいね!