会社に雇われない1人親方のメリット、デメリット
こんにちは!転職博士です。
建設工事では、労働者を使用することなく自分だけで事業を行う人のことを「1人親方」と呼びます。
そんな1人親方の働き方に魅力を感じる方もいるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、会社に雇われない1人親方のメリットとデメリットについて解説します。
建設業で独立を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
1人親方のメリット
1人親方になると、具体的にどのような点でメリットを感じるのでしょうか?
ここからは、1人親方になるメリットについて解説します。
仕事を選べる
1人親方になると、どの仕事を受けるかを選べるようになります。
決定権はすべて自分にあるため、仕事の選択ができるようになるのが魅力ですね。
ただし、すでに取引先とのつながりがある場合は注意が必要です!
「この仕事は受けない」と仕事を断ってしまうと、今後の仕事にも影響が出てしまいます。
人件費がかからない
1人親方は、自分だけで仕事をします。
人を雇う必要がないため、人件費がかかりません。
売上に対する利益の割合が高くなるため、建設機械の購入や自分自身の教育費用に充てられるようになります。
社内の人間関係でストレスを感じない
1人親方は、会社員と違って先輩や上司などがいないため、人間関係でストレスを感じにくくなります。
人を雇う必要がないため、部下の育成や教育についても悩むことがありません。
人間関係でストレスを感じたくない方は、1人親方の働き方が向いているといえるのではないでしょうか?
年齢を気にせず仕事ができる
1人親方には定年退職がないため、年齢を気にせずに仕事ができます。
会社員の場合は、多くの企業で定年退職制度を定めています。
そのため、まだ仕事をしたくても退職せざるを得ないケースもあるのです。
60代、70代の方や定年退職をした後の将来を考えて建設業で仕事をしたい方は、1人親方の働き方が向いているといえます。
1人親方のデメリット
これから1人親方として仕事をしたい方が気になるのは、1人親方として仕事をすることのデメリット。
後悔しない働き方をするためにも、デメリットについて知っておきたいものですよね。
ここからは、1人親方になるデメリットについて解説します。
収入面で不安定になることもある
1人親方は、収入面で不安定になることがデメリットとしてあげられます。
建設工事には繁忙期と閑散期があります。
閑散期はなかなか仕事を受けられず、目標としている収入を得られないこともあるのです。
1年を通して安定した仕事を受注できるように、日頃から営業に力を入れたり求人情報を確認したりするなど、仕事を途切れさせない対策が必要です。
仕事が限定される
1人親方は、仕事が限定される点に注意が必要です。
たとえば、大手ゼネコンなどと直接取引できないこともあります。
また、1人でできる作業には限界があるため、大規模な建設工事の仕事を受注できないこともあります。
取引先や工事の規模によっては、仕事を受けられない点を押さえておくことが重要です。
融資やローンの審査が通りにくい
1人親方は、融資やローンの審査が通らないことがあります。
収入が安定していると判断されないこともあるため、審査が厳しくなってしまうのです。
ただし、100%融資やローンの審査が通らないわけではありません!
あくまでも、社会的信用を得やすい会社員と比べて厳しくなると覚えておきましょう。
まとめ
今回の記事では、会社に雇われない1人親方のメリットとデメリットについて解説しました。
「雇われる側ではなく、自分で事業をしたい」
「人間関係のストレスを感じることなく仕事をしたい」
「年齢を重ねても建設業で仕事をしたい」
このような方は、1人親方を選んでみてはいかがでしょうか?
ただし、収入面が不安定な点や仕事が限定される点、融資やローンの審査が通りにくい点などのデメリットもあります。
今後、1人親方として事業を行いたいと考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。