自覚なしでパワハラ・セクハラ加害者になりかねない 現場事務所でよくあるパターン
こんにちは!転職博士です。
あなたの職場では、パワハラ・セクハラが起きないような取り組みがなされていますか?
厚生労働省のデータには、過去3年間で一度以上ハラスメントを経験したことがある人の割合が公表されています。
その割合は、パワハラが31.4%、セクハラが10.2%です。
従業員が働きやすい職場環境を整備するためにも、ハラスメントに関して押さえておく必要があります。
そこで今回の記事では、自覚なしでパワハラ・セクハラの加害者になりかねない現場事務所でよくあるパターンを紹介します。
ご自身が加害者にならないためにも、しっかりと押さえておきましょう!
【パワハラ】現場事務所でよくあるパターン
ここからは、現場事務所でよくあるパワハラの例を紹介します。
みんなの前で特定の社員を叱る
みんなの前で特定の社員を叱ると、パワハラに該当する場合もあります。
建設現場での仕事は、何よりも安全に注意しなければなりません。
そのため、時には大きな声で叱ることもありますよね。
たとえば、建設重機が近づいているのに気づいていない作業員がいれば、大きな声で「危ない!」と注意するのではないでしょうか?
このように、命に関わることであれば、どのような場面でも叱る必要があります。
ただし、事務所内で小さなミスをした際は注意しなければなりません!
みんなの前で叱られた社員は、精神的にダメージを受けることもあるため注意しましょう。
部下に簡単な業務しか与えない
部下に簡単な業務しか与えないと、パワハラになってしまうこともあります。
新入社員や経験が浅い若手社員、中途社員などは、1人でできる業務が限られてしまいます。
たとえば、事務所内の掃除や打ち合わせで使う書類の取りまとめなど、最初は簡単な業務を任せることもあるはずです。
ただし、簡単な業務しか任されない期間が長く続かないように注意が必要です。
簡単な業務しか任せてもらえない社員は、パワハラと捉えてしまうケースもあります。
ヘルメットの上から軽く頭を叩く
ヘルメットの上から軽く頭を叩いてしまうのも、パワハラになってしまう可能性があります。
特に、信頼関係が構築できている場合は注意が必要です。
「頭を叩かれた=身体に危害を加えられた」と感じてしまうと、その行為はパワハラになってしまいます。
仕事相手との接し方を考えて、コミュニケーションを取ることが大切です。
【セクハラ】現場事務所でよくあるパターン
ここからは、現場事務所でよくあるセクハラの例を紹介します。
結婚や恋愛のことを聞く
結婚や恋愛について根掘り葉掘り聞いてしまうと、セクハラになってしまうこともあります。
たとえば「恋人はいるの?」「結婚しているの?」などと聞くことです。
また、独身者に対して「早く結婚した方がいい」など、求められていないアドバイスをするのも相手が不快に感じてしまう可能性があります。
プライベートな話をすると人間関係を良好に保つこともできますが、結婚や恋愛の話題に触れる際は注意が必要です!
更衣室ではなく事務所内で着替える
更衣室ではなく事務所内で着替えをすると、セクハラになる場合もあります。
通勤時の私服から作業服に着替えたり、夏に汗をかいて着替えたりすることもありますよね。
ただし、事務所内で着替えてしまうと社員の視界に入ってしまうため、同性・異性に関係なく不快に感じてしまう場合もあります。
「Tシャツ1枚だけだから、事務所で着替えてしまおう」
このように考えてしまうと、セクハラになってしまうこともあります。
着替えをする際は、必ず更衣室を利用しましょう。
性別で仕事内容を変える
性別で仕事内容を変えてしまうと、セクハラになってしまうこともあります。
たとえば、女性社員だけが来客対応やお茶出しをすることなどです。
男性でなければできない仕事なのか、女性でなければできない仕事なのかを説明できない場合は、性別で仕事内容を変えるのは注意しましょう。
まとめ
今回の記事では、自覚なしでパワハラ・セクハラ加害者になりかねない現場事務所でよくあるパターンを紹介しました。
特に、意識していなかった何気ない発言や行動がパワハラ・セクハラに該当するケースもあります。
ご自身がパワハラ・セクハラの加害者にならないためにも、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。