プレファブリケーションとは?メリット・デメリット
こんにちは!転職博士です。
建築物をつくる方法は、さまざま。
中でも注目されているのが「プレファブリケーション」という建築手法です。
プレファブリケーションを採用することで、工期短縮・品質の安定・コスト削減などの魅力があります。
「プレファブリケーションとは何?」
「プレファブリケーションを採用するメリットはあるの?」
今回の記事では、プレファブリケーションとは何かについて解説します。
メリットとデメリットもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
プレファブリケーションとは
「プレファブリケーション」を英語で表記すると「prefabrication」。
prefabricationには、次のような意味があります。
- pre:あらかじめ
- fabrication:製作・製造
プレファブリケーションは、あらかじめ工場で部材を製作し、現場で組み立てる建築手法のことをいいます。
「プレハブ」と呼ばれることも多いです。
プレハブ建築には、大きくわけて「戸建住宅や賃貸住宅」「PC建築」「規格建築」の3種類があります。
18世紀末〜19世紀初めのヨーロッパではじまりまったプレハブ建築。
現在の日本における新築住宅の約15%がプレハブ建築です。
さらに、2024年〜2029年の予測データ期間中の年平均成長率は約6%といわれ、今後も成長すると予想されています。
プレファブリケーションは、今後も建築物をつくる上で重要な建築手法といえますね!
プレファブリケーションについて詳しく知りたい方は、ぜひ下記のWebサイトもチェックしてみてください。
Mordor Intelligence|日本のプレハブ建築市場規模と市場規模株式分析 - 成長傾向と成長傾向予測 (2024 ~ 2029 年)
プレファブリケーションのデメリット
プレファブリケーションのデメリットを2つ紹介します。
計画変更が難しい
プレファブリケーションは規格品のため、計画変更が難しいです。
また、プレファブリケーションによる工事に特化している職人も多いため、計画変更に対応できないこともあります。
プレファブリケーションを採用する際は、計画変更がないように事前打ち合わせが重要です。
デザインの自由度が低い
住宅の場合、デザインの自由度が低いのがプレファブリケーションのデメリットです。
規格化されているため、デザインのバリエーションが豊富ではありません。
プレファブリケーションを採用した住宅は、デザイン性の高さをアピールポイントにするのが難しいです。
プレファブリケーションのメリット
プレファブリケーションのメリットを3つ紹介します。
工期短縮とコスト削減
プレファブリケーションは、工場で製作した部材を現場で組み立てる建築手法です。
そのため、現場で材料を加工して建築物をつくるよりも工期が短くなります。
工期の短縮ができると職人の人件費を削減できるようになるため、コスト削減につながります。
安定した品質
安定した品質を保てるのも、プリファブリケーションの魅力です。
あらかじめ工場で部材を製作するため、天候の影響を受けることがありません。
さらに、施工する職人の腕に関係なく高い品質を確保できるようになります。
まとめ
今回の記事では、プレファブリケーションとは何か、メリットとデメリットには何があるのかについて解説しました。
プレファブリケーションとは、あらかじめ工場で部材を製作し、現場で組み立てる建築手法のことです。
建築物にプリファブリケーションを採用することで、工期短縮とコスト削減の実現が期待されています。
さらに、職人の技術に左右されずに高い品質を保てるようになるのも魅力です。
プレファブリケーションは今後も多く採用されると予想されているため、今後の動向も注目していきたいですね。