海底トンネルはなぜ水が入ってこないのか
こんにちは!転職博士です。
「日本のトンネル技術は世界トップレベル!」といわれるほど、世界でも日本のトンネル施工における技術の高さは有名です。
ただ、日本は海に囲まれた島国であるため、全国には海底トンネルもあります。
「なぜ、海底トンネルには水が入ってこないの?」
このように、疑問を感じている方もいるかもしれません。
そこで今回の記事では、なぜ海底トンネルに水が入ってこないのかについて解説します。
全国にある海底トンネルもいくつか紹介するので、ぜひ理解を深めてみてくださいね。
海底トンネルに水が入ってこない理由
トンネルといっても、道路トンネル・鉄道トンネル・山岳トンネルなど、さまざまな種類があります。
中でも、海底につくられるトンネルを「海底トンネル」と呼びます。
海底トンネルは、トンネル内に海水が流入しないように建設することが重要です。
では、海底トンネルに水が入ってこないのは、なぜなのでしょうか?
実は、海底トンネルに欠かせないものが排水設備です。
通常のトンネルの場合はトンネルに勾配を設けることで、水を高い方から低い方へ自然に流せます。
一方、海底トンネルの排水は、特殊な排水機能を整備しなければなりません。
海底トンネルの場合、トンネル内に設けた排水基地に水を集め、ポンプを使用して一気に排水します。
海底トンネルに水が入ってこない理由は、排水設備が整っているからといえます。
「安全に海底トンネルを走行できるのは、排水設備のおかげ」といっても過言ではありませんね。
一般社団法人日本トンネル技術協会では、トンネル技術についての調査・研究や情報提供などを行っています。
トンネルの理解を深めたい方は、こちらもあわせてご覧ください!
日本の海底トンネルを紹介
ここからは、日本にある海底トンネルをいくつか紹介します。
有名な海底トンネルは、次のとおりです。
- 青函トンネル(北海道上磯郡知内町〜青森県東津軽郡今別町)
- 東京湾アクアライン(千葉県木更津市〜神奈川県川崎市)
- 関門トンネル(山口県下関市〜福岡県北九州市)
ちなみに、世界で最初につくられた海底トンネルは「関門トンネル」、世界でもっとも延長が長い海底トンネルは「東京湾アクアライン」です。
日本のトンネル施工の技術力の高さはトップレベルであると分かりますね。
まとめ
今回は、海底トンネルに水が入ってこない理由を解説しました。
海底トンネルには特殊な排水設備を整備しているため、トンネル内に水が入ってきません。
わたしたちが安全・快適にトンネル内を走行できるのも、排水設備があるからなのです。
今回のテーマは「海底トンネル」でしたが、土木構造物の中でもトンネルの設計・施工を強みとしている企業があります。
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