2024年現場の熱中症対策の事例

こんにちは!転職博士です。

日本全国で猛暑日が続いていますね。

2024年7月29日に、栃木県佐野市で最高気温41.0℃を観測。

気象庁「歴代全国ランキング」の7月の気温において、歴代2位を記録しました。

屋外で仕事をする建設現場でも、入念な熱中症対策が求められます。

この記事では、2024年の現場における熱中症対策の事例を紹介します。

今回紹介する事例を参考に、熱中症を正しく予防しましょう!

建設業の熱中症発生状況

建設業の熱中症発生状況を解説します。

厚生労働省「令和5年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」によると、建設業の熱中症発生状況(2019~2023 年)は以下のとおりです。

【建設業の熱中症発生状況(2019~2023 年)】

  • 2019年:153人(全業種の18%)
  • 2020年:215人(全業種の22%)
  • 2021年:130人(全業種の23%)
  • 2022年:179人(全業種の22%)
  • 2023年:209人(全業種の19%)

熱中症による業種別死傷者数の割合(2019〜2023年)をみても、建設業の熱中症死傷者は全業種の中でもっとも多いと公表されています。

【2024年最新】現場の熱中症対策の事例

2024年の現場における熱中症対策の事例を紹介します。

ぜひ、熱中症対策の参考にしてみてくださいね。

事例1:コンディション管理プログラムの導入(奥村組)

大阪府大阪市阿倍野区に本社がある「奥村組」は、建設現場での作業員が熱中症になるのを防ぐために「コンディション管理プログラム」を導入しました。

コンディション管理プログラムとは、作業員がスマートフォンやタブレットを用いて自身の体調をデータ入力することで、産業トレーナーが適切にフィードバックやアドバイスをするものです。

現場管理者は各作業員の体調データを把握できるため、作業環境を整備しやすくなり熱中症の防止が期待できます。

事例2:かき氷ステーションの設置(三和建設)

大阪府大阪市淀川区に本社がある「三和建設」では、熱中症対策として「かき氷ステーション」を設置。

かき氷ステーションは、涼を取る手段としても注目されています。

かき氷は、水と微小な氷がシャーベット状になったアイスラリーとしても効果的です。

アイスラリーを摂取することで、効率よく体の内部温度を下げるといわれています。

過去に、三和建設が熱中症対策として開発したのが「4Kしおゼリー」。

4Kしおゼリーは簡単に塩分補給ができ、スティック状で食べやすいのが特徴です。

まとめ

今回は、2024年の現場における熱中症対策の事例を紹介しました。

日本全国の最高気温が35℃以上の猛暑日を観測することも多く、建設現場でも熱中症対策が重視されています。

屋外で仕事をする建設業は、他業種に比べて熱中症発生リスクが高まります。

本記事を参考に、熱中症の発生を防ぐための適切な対策を行いましょう!

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