昔あった高速道路の無償化、また将来なる可能性はある?
こんにちは!転職博士です。
現在、NEXCO各社では、高速道路のリニューアルプロジェクトが進められています。
高速道路は通行料金がかかるのが一般的ですが、昔は無料で通行できたことも。
「将来、高速道路の無償化は再び実施されるの?」
このように、高速道路の無償化に興味関心を持っている方もいるのではないでしょうか?
今回の記事では、昔あった高速道路の無償化が再び実施されるのかを詳しく解説します。
高速道路に関する理解を深めるためにも、ぜひ最後までご覧ください!
高速道路の無償化を考える前に「改正法」を知ろう!
高速道路の無償化を考える上で「改正法」を押さえる必要があります!
改正法とは何かを解説します。
改正法は「道路整備特別措置法及び独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構法の一部を改正する法律」のことで、令和5年5月31日成立し同年6月7日に施行されました。
改正法の概要は、以下のとおりです。
【改正法の概要】
1.高速道路の料金徴収期間の延長 【特措法・機構法】 | ・高速道路の更新・進化を目的に料金徴収期間を延長 ・債務返済期間を設定(国土交通大臣への許可申請日から50年以内) ・料金徴収期限を最長で令和97年(2115年)9月30日まで延長 |
2.高速道路料金の確実な徴収 【特措法】 | ・車両の運転者に加え、車検証上の使用者にも高速道路料金を請求できることを明確化 ・軽自動車検査協会などから、軽自動車・二輪車の車両の使用者情報を取得できるよう措置 |
3.SA・PAの機能高度化 【機構法】 | ・SA・PAにおける利用者利便施設と一体的に整備される駐車場整備費用の一部について、無利子貸付制度を創設 |
4.地方道路公社等が管理する有料道路の整備促進 | ・地方道路公社などが整備する有料道路を整備・促進するため、当該道路のプール制の対象に未供用の道路を追加 ・既存道路のバイパスとして整備される自動車専用道路を地方道路公社が整備する指定都市高速道路の対象路線に追加 |
今後は高速道路の料金は無料になる?
今後、高速道路の料金が無料になるのか気になりますよね。
改正法のとおり、高速道路の料金徴収期限は令和97年(2115年)9月30日まで延長することがわかっています。
高速道路の無償化が期待できるのは、今から約90年以上先といえます。
厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況」によると、日本人の平均寿命は「男性:81.09年、女:87.14年」です。
つまり、令和6年(2024年)9月30日に誕生した赤ちゃんが91歳になったとき、高速道路の無償化の可能性が考えられるといえるでしょう。
「実質、高速道路の無償化はない」と言われる理由は、改正法による高速道路の料金徴収期限から判断できます。
高速道路の無償化が実施される可能性は低いといえます。
【参考】厚生労働省|令和5年簡易生命表の概況 1 主な年齢の平均余命
まとめ
今回は、将来的に高速道路の無償化が実施される可能性について解説しました。
改正法の料金徴収期限が延長されたことから、高速道路の無償化が実施される可能性は低いといえます。
ただし、高速道路会社によっては割引が適用されることもあります。
たとえば、NEXCO西日本で実施されているのが「深夜割引」「休日割引」「平日朝夕割引」などです。
高速道路料金は、各高速道路会社の公式ホームページなどに掲載されています。
高速道路を通行する際は、ぜひチェックしてみてくださいね!