無料の高速道路はどうやって維持している?

こんにちは!転職博士です。

高速道路を通行すると料金がかかるのが一般的ですが、無料で通行できる高速道路もありますね。

無料で高速道路を利用できると、交通費の負担を軽減できるのが嬉しいポイントです。

ただ、高速道路を点検したり補修したりする場合、維持管理費用がかかります。

では、無料の高速道路はどのように維持管理をしているのでしょうか?

今回の記事では、どのように無料の高速道路を維持しているのかを解説します。

快適で安全な道路を維持する取り組みについて、ぜひ理解を深めてみてくださいね!

全国の無料の高速道路

高速道路は「高規格幹線道路」と呼ばれています。

高速道路の中には「高速自動車国道」「自動車専用道路」があり、いずれも車両が高速で走行できる道路です。

人が走行することもなく信号機もないため、車両が長距離を走行するのに適している道路ですね。

高速道路の中には、新直轄方式により道路の整備を行っているものもあります。

新直轄方式によって道路整備を行う場合は、国や地方公共団体が建設費用を負担しているので、道路が供用されると無料で通行できる区間もあるのです。

高速道路会社が管理していない道路の場合、無料で通行できます。

【参考】全国高速道路建設協議会|高規格幹線道路網の現況

無料の高速道路の維持管理

無料の高速道路は道路通行料金を徴収しないため、税金で整備されています。

無料の高速道路の管理費は、750万円/km。

今後は、利用者が維持管理費用を支払うこと、有料化などが検討されています。

国土交通省「国が管理する一般国道及び高速自動車国道の維持管理基準(案)」には、維持管理についての掲載があります。

直轄国道の維持管理の実施内容については、以下のとおりです。

【直轄国道の維持管理】

  • 道路巡回
  • 清掃
  • 除草
  • 剪定
  • 除雪
  • 施設点検
  • 照明施設の維持
  • 構造物点検
  • 橋梁の補修
  • トンネルの補修
  • 舗装の補修
  • 防災対策
  • 橋梁の耐震補強
  • 防雪対策
  • 凍雪害防止
  • 事故その他の応急時における対応

【参考】

国土交通省|国が管理する一般国道及び高速自動車国道の維持管理基準(案)

国土交通省|高いサービス水準を維持するために必要な費用負担について

まとめ

今回は、どのように無料の高速道路を維持しているのかを解説しました。

国や地方公共団体が管理している道路は無料で通行できる区間があり、税金で道路整備や維持管理を実施しています。

国や地方公共団体、高速道路会社などが維持管理を行っているため、わたしたちは安全で快適に道路を通行できるのです。

ただ、今後は維持管理費用も増えることから、有料化も検討されています。

国土交通省の公式ホームページでは、維持管理基準や各地の維持管理計画の詳細を確認できます。

本記事とあわせて、ぜひチェックしてみてください! 【参考】国土交通省|国道(国管理)の維持管理

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