道路の陥没はなぜ起こる?起こった場合の被害の可能性
こんにちは!転職博士です。
建設工事の中には「道路工事」がありますね。
新しく道路を整備することはもちろんのこと、すでに供用されている道路の補修も行われています。
道路に陥没が発生した場合は、補修や大規模な修繕が必要です。
では、なぜ道路に陥没が生じるのでしょうか?
そこで今回の記事では、道路の陥没が起こる原因を詳しく解説します。
道路の陥没による被害の可能性も紹介するので、道路に関する理解を深めるためにも最後までご覧ください!
道路の陥没が発生する原因
国土交通省「道路の陥没発生件数とその要因(令和4年度)」によると、道路の陥没発生件数が公表されています。
「直轄道路」「都道府県」「市町村」の道路の陥没発生件数は、以下のとおりです。
【道路の陥没発生件数】
- 直轄国道:127件
- 都道府県:1,362件
- 市町村:9,059件
「直轄道路」「都道府県」「市町村」のいずれの場合も、道路排水施設の陥没がもっとも多くなっています。
国土交通省 国土技術政策総合研究所「国総研資料 第 668 号 3.道路陥没傾向分析」によると、供用年数40年前後の道路の陥没が多く発生しています。
では、道路の陥没が生じる原因とは何でしょうか?
同資料には、道路の陥没が発生する主な原因についての記載もあります。
主な原因(平成19年・20年調査分)は、以下のとおりです。
【道路の陥没が発生する主な原因(平成19年・20年調査分)】
- 管のズレや接合不良:4,078件
- 老朽化:1,665件
道路の陥没を防ぐためには、管のズレや接続不良をしないように施工を行うこと、適切な点検や補修を行うことが重要とわかりますね。
【参考】
国土交通省 国土技術政策総合研究所|国総研資料 第 668 号 3.道路陥没傾向分析
道路の陥没による被害の可能性
道路の陥没は、以下のような被害が生じる可能性が考えられます。
【道路の陥没による被害】
- 車のタイヤが破損する
- ハンドルを取られて交通事故の発生リスクが高まる
- 水道・電気・ガスなどの遮断リスクが高まる
- 緊急車両の通行を妨げる
道路に陥没が発生することで、わたしたちの暮らしに大きな影響を及ぼすことがわかります。
安心・安全かつ快適な暮らしを送る上でも、道路の点検や補修など陥没を発生させない取り組みが重要です。
まとめ
今回は、道路の陥没が起こる原因と被害の可能性について解説しました。
わたしたちの暮らしの中で、当たり前にある道路。
しかし、定期的に点検を行なったり適切な補修を行なったりしなければ、道路が陥没してしまう恐れも。
道路の陥没が発生する原因によっては、わたしたちの命に関わることもあります。
道路の陥没を防ぐ上で重要なのは、正確な施工と適切な維持管理です。 道路工事に従事する方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださ