土木の管路設計ってどんな仕事?

こんにちは!転職博士です。

数多くある土木工事の中には「管路」の施工があります。

道路の下に埋設されている管路。

安全かつ快適に管路を施工するためにも、施工前の設計が重要といえます。

それでは、土木工事における管路設計では、どのような仕事をするのでしょうか?

今回の記事では、管路設計の仕事について詳しく解説します。

「土木に興味があるけど、どのような仕事をするのかを知りたい」

「設計業務をやってみたいけど、業務のイメージがつかない」

このような方は、ぜひ最後までご覧ください!

管路とは

「管路」とは、道路の下に埋設された管を指します。

管路には「水道管」「電線」「通信ケーブル」などがあり、それぞれ金属製と非金属製の2種類があります。

水道管を例に、材質を見ていきましょう。

水道管に使われているのは、以下のとおりです。

【水道管】

  • 金属製:鉄管・銅管・鉛管
  • 非金属製:ポリエチレン管・VP管

現在は、非金属製(樹脂製)の水道管が主流となっています。

ただし、施工環境や使用目的にあわせて、管路の材質を決めるのが重要です!

土木の管路設計の仕事内容

管路設計の仕事内容を解説します。

管路設計と言っても、企業規模や事業内容によって異なります。

たとえば、水道管の設置に関する設計業務を例に見ていきましょう。

水道管の設計業務は、発注者が定める設計指針に基づき、設計図面を作成したり構造計算を行ったりします。

設計図面の作成や構造計算以外に、現地調査や打ち合わせなどを行うこともあります。

水道管を設計するのは、ゼネコンや建設コンサルタント、水道管の専門工事会社などです。

水道管の設計指針としてあげられるのは、公益社団法人日本水道協会の「水道施設設計指針 2012」や「2022年版 水道施設耐震工法指針・解説」など。

また、地方自治体が発注する工事の場合は、各市町村が定める設計指針に基づき設計を行います。

大阪市の場合は、大阪市水道局「給水装置工事設計施行基準(令和4年4月)」があるので、大阪市水道局発注の水道管工事は本書に基づき設計を行います。

【参考】

大阪市水道局|「給水装置工事設計施行基準」(令和4年4月)

まとめ

今回は、土木工事における管路設計の仕事内容について解説しました。

水道管・電線・電線ケーブルなどの管路は、わたしたちが快適な暮らしを送るために必要です。

新しく管路を設置したり、すでに設置された管路の補修を行ったりする際、管路の設計を行う必要があります。

管路設計では、管路の設計図面の作成や構造計算の実施などを行います。

施工が終わると道路の下に埋設されてしまうものが多く、わたしたちが目にすることはあまりありませんね。

しかし、水や電気、通信環境を使用できるのも、適切に管路設計を行なっているからと言っても過言ではありません。

管路設計に興味がある方や管路設計を専門に行なっている企業が知りたい方は、建設業界の求人に特化した当社にご相談ください。

管路設計に関して詳細を知りたい方も、お気軽にお問い合わせくださいね!

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