昭和と令和でかわった?現場での上司と部下の関係
こんにちは!転職博士です。
国土交通省によると、2022年(令和4年)における建設業就業者は479万人。
建設業就業者の35.9%は55歳以上で、11.9%は29歳以下です。
建設現場では、上司と部下の関係を良好に保つ必要があります。
そこで今回の記事では、昭和と令和で現場での上司と部下の関係がどう変わったのかを解説します。
建設工事を安全に進めるためにも、人間関係の構築が重要です。
ぜひ、最後までチェックしてみてください!
【昭和】現場での上司と部下の関係
昭和における現場での上司と部下の関係を見ていきましょう。
上下関係が厳しすぎる
建設現場には、所長である上司と工事担当者などの部下がいます。
昭和の建設現場は上司と部下に距離感があると仕事の相談がしにくいなど、上下関係が厳しいケースが多かったのが特徴です。
上下関係があることで、組織の統率力を高められるメリットはあります。
しかし、部下が上司に気軽に相談できなかったり恐怖感を抱いてしまったりすると、業務をスムーズに進められないことも。
上下関係が厳しすぎることで、建設現場の安全面や工程面などに悪影響を及ぼすこともあります。
「見て覚えろ」と部下を指導する
建設現場で部下を指導するのは、上司の役目です。
しかし、昭和における指導方法は「見て覚えろ」が主流でした。
建設現場で実施する作業や職人さんとの打ち合わせなど、部下は上司や先輩の仕事を見て覚えなければならなかったケースも。
若手社員などの部下は上司から丁寧に仕事の説明をしてもらえない中で、仕事を覚えなければなりませんでした。
令和の現代なら、ハラスメントに該当する可能性もあります。
ハラスメントに関しては以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね!
【令和】現場での上司と部下の関係
令和における現場での上司と部下の関係の特徴は、以下のとおりです。
充実した研修制度で部下を指導する
充実した社員教育を実施している企業も多いでしょう。
建設業界も同じく座学研修や現場研修などを実施し、社員の技術力向上を目的に取り組みを行っている企業もあります。
昭和では「見て覚えろ」と指導されていたこともありましたが、令和は会社が社員を教育する機会を提供しているのが特徴です。
新入社員や中途社員だけではなく、階級別で実施している研修もあります。
上司と部下が話し合う時間を設ける
決められた日や曜日に、上司と部下が話し合う時間を設けている企業や建設現場もあります。
部下は、業務時間内に解決できない課題や悩みもあるでしょう。
小さな課題や悩みを放置したままにすると、仕事へのストレスを抱え精神的に辛くなることも。
働きやすい労働環境を整えるために、上司と部下が話し合う時間を設ける取り組みを実施するのは重要といえますね。
まとめ
今回の記事では、昭和と令和における現場での上司と部下の関係について紹介しました。
建設現場での上司と部下の関係性は、昭和と令和で大きく変化したことがわかるでしょう。
建設業界は若手人材の確保と技術の伝承が課題です。
上司と部下の関係に悩まないためにも、会社でどのような取り組みを実施しているかも重要といえます。
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