年間で建設現場から発生する廃棄物のボリュームは?
こんにちは!転職博士です。
建設現場に資材や機械が搬入されている一方で、さまざまな廃棄物も発生しています。
建設現場で発生する廃棄物は、年間でどのくらいのボリュームがあるのか知っていますか?
そこで今回の記事では、年間で建設現場から発生する廃棄物のボリュームを紹介します。
建設現場で発生する廃棄物にはどのようなものがあるのかも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
建設現場で発生する「廃棄物」とは
建設現場で発生する廃棄物には、どのようなものがあるのかを見ていきましょう!
国土交通省「建設副産物の定義」によると、廃棄物には「一般廃棄物」と「産業廃棄物」があるといわれています。
原材料としての利用の可能性があるもの、原材料としての利用が不可能なものの2種類です。
建設現場で発生する代表的な廃棄物には「コンクリート塊」「建設汚泥」「建設発生木材」などがあります。
国土交通省の公式ホームページには、廃棄物について表で詳しくまとめられています。
建設現場で発生する廃棄物をより詳しく知りたい方は、あわせて以下リンクからチェックしてみてくださいね!
【参考】
建設現場から発生する年間の廃棄物のボリューム
国土交通省「建設リサイクルを取り巻く近年の社会情勢の変化とこれまでの取組」では、年間で建設現場から発生する廃棄物のボリュームが紹介されています。
国土交通省では、2020年度(令和2年度)から「建設副産物モニタリング調査」と呼ばれる簡易調査を実施しています。
2022年度(R4年度)の建設副産物モニタリング調査によると、廃棄物の量は建設廃棄物全体で約2,622万トン。
品目別の排出量・発生量は、以下のとおりです。
【建設廃棄物(品目別)の排出量・発生量】※2022年度(R4年度)
- アスファルト・コンクリート塊 :1,086万トン
- コンクリート塊:813万トン
- 建設発生木材:167万トン
- 建設汚泥:285万トン
- 建設混合廃棄物:20万トン
- 建設発生土:10,880m3
ただし、近年は脱炭素化に向けた取り組みが重要視され、廃プラスチックの分別・リサイクルの促進、建設発生土の適正処理の促進などを実施。
また、建設廃棄物の中でもっとも排出量が多い「アスファルト・コンクリート塊」は、再生アスファルト合材用骨材・再生クラッシャランとして、再資源化が推進されています。
「コンクリート塊」「建設発生木材」「建設汚泥」の再資源化についても記述があるので、気になる方は国土交通省「建設リサイクルを取り巻く近年の社会情勢の変化とこれまでの取組」をご覧ください!
【参考】
国土交通省|建設リサイクルを取り巻く近年の社会情勢の変化とこれまでの取組
まとめ
今回は、年間で建設現場から発生する廃棄物のボリュームを紹介しました。
建築物や土木構造物などがつくられる建設現場では、アルファルト・コンクリート塊などの廃棄物が発生します。
ただし、近年は脱炭素化に向けて再資源化などの対策が実施されていますよ。
国土交通省の公式ホームページでは、建設現場で発生する廃棄物のリサイクル事例が紹介されています。
建設現場の廃棄物を削減するために、どのような対策が推進されているのかをチェックしてみてくださいね!
【参考】