設計のテクニック1(床に明るい色を使う、バルコニーの手すりを透明に、スカイライトを使って自然光を取り入れる)
こんにちは!転職博士です。
世の中には、建物の見た目や機能で利用者を満足させる建築技術が数多くあります。
今回は、建築物の印象を良くする設計のテクニックを厳選して3つ紹介!
マンションやオフィスビルで好印象を持ってもらうためには、空間や設備のちょっとした工夫が大切です。
建築や設計の仕事に興味がある方は、ぜひ本記事をチェックしてみてください。
床に明るい色を使う
設計のテクニックの一つに、床の色を明るくすることがあげられます。
明るい色の床には、空間を広く見せてくれる効果があります。
特に白色や黄色などの色合いは、親しみやすいイメージを持たせることが可能です。
とはいえ、明るい色はキズや汚れが目立ちやすく、掃除を怠れば見た目を悪化させてしまいます。
利用者に居心地の良さを提供するためには、床の色を明るくして綺麗な環境を維持しましょう。
【参考】
「J-STAGE」|国立研究開発法人 科学技術振興機構「インテリアにおける壁・床の明度が空間の知覚に及ぶす影響」
【参考】
「J-STAGE」|国立研究開発法人 科学技術振興機構「室内壁面の色彩とフローリングが空間評価に及ぼす影響
バルコニーの手すりを透明にする
バルコニーの手すりは、透明にするのがおすすめです。
手すりを透明にすれば外の景色が見やすくなるだけでなく、子どもの転落事故防止の効果も見込めます。
小さな子どもは未知の世界に興味津々。
手すりで外が見えなければ、よじ登ってでも外の景色を見ようとすることも。
消費者庁の調査によると、2021年に転落事故により、4歳以下の子どもが8名亡くなりました。
バルコニーの手すりを透明にすれば外への視界が開けるので、景観の良さと子どもの安全を両立できます。
【参考】
消費者庁|「Vol.625 窓やベランダからの転落に注意 - 子ども自身が危険性を認識していない例も」
スカイライトを使って自然光を取り入れる
スカイライトとは、太陽から降り注ぐ自然光などを室内に取り入れるシステムです。
スカイライトがあれば明かりをつけずに室内を明るくできるため、消費電力を削減できます。
アメリカではスカイライトを導入した実例があり、消費電力の60%カットに成功しました。
また、太陽光を浴びることでビタミンDを生成し、高血圧や骨粗しょう症などの予防も期待できます。
スカイライトは、健康と環境保護の両立に欠かせないシステムです。
【参考】
環境省|地球温暖化防止のための企業のボランタリーアクション等調査研究会 報告書 平成9年11 月 第一勧銀総研研究所
【参考】
国立研究開発法人 国立環境研究所|体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定-札幌の冬季にはつくばの3倍以上の日光浴が必要-
まとめ
今回は、設計のテクニックを厳選して3つ紹介しました。
今回紹介した設計のテクニックは「床に明るい色を使う」「バルコニーの手すりを透明に」「スカイライトを使って自然光を取り入れる」の3つです。
機能性だけでなく、人々の居心地を良くするための設計のテクニックについて、理解が深まったのではないでしょうか? ぜひ、建築の魅力や設計のテクニックについて、本記事を参考にしてみて