マンションの地下は何階まで作ることが可能?
こんにちは!転職博士です。
都市部を中心に建築されている高層マンション。
高層マンションの中には、地下が作られているものもあります。
「マンションの地下って何階まで作ることができるの?」
このように、マンション建築について気にする方もいるでしょう。
そこで今回は、地下深くまで建築されたマンションの実例をもとに、地下何階まで作れるのかを解説します。
マンションを地下まで作るときの注意点も紹介するので、マンション建築に興味関心がある方、建築物の設計や施工などに関わっている方は、ぜひ最後までご覧ください!
地下15階のマンションがアメリカに存在
アメリカのカンザス州ウィチタ北部には、戦争や災害から身を守るための設備として「サバイバル・コンドミニアム」というマンションがあります。
こちらのマンションは、地下15階まで作られていることでも話題に。
元々、軍事施設として用意された施設を買い取った人物が、大金を動かしてマンションに生まれ変わらせたようです。
災害からの避難用設備といっても生活環境は整っており、ジム・プール・図書館・映画館などのさまざまな設備があります。
地下深いマンションでも暮らしていけるという実例の1つです。
【参考】株式会社ミンキュア カラパイア|終末を生き残るための豪華なシェルターマンション「サバイバル・コンドミニアム」が分譲中
マンションを地下まで作るときの注意点
マンションを地下まで作るときの注意点は、以下の2つです。
それぞれ詳しく見てみましょう!
法律のクリア
マンションの地下階を建築する場合は、法律のさまざまな条件をクリアする必要があります。
たとえば、換気機能や光を取り入れる採光スペースなど、地下に住む方の心身を守るための設備が必要です。
地下に外気が入らなければ、空気が汚れてしまい人々の健康面に悪影響を及ぼすこともあります。
【参考】国土交通省|住宅の居室を地階に設ける場合の指導指針について
採算が取れるかどうか
地下に設備を建築する場合、採算が取れるかどうかを計算しなければなりません。
地下を作るためには、掘削技術や地盤の耐久性調査などの費用がかかります。
新潟県で地下6,300mまで掘り進められたときは、地下の先端で温度が約200℃まで上昇したとのこと。
空気の供給や土砂崩れへの対策、将来の地盤沈下の可能性など、地下掘削時に考えるべき注意点はたくさんあります。
マンションが完成したとしても、建築コストに合わせて家賃や土地代も高くなる可能性があるので、マンションの地下階を作るときは慎重な調査が重要です。
まとめ
今回は、マンションの地下は何階まで作ることができるのかを解説しました。
本記事では、地下15階まで存在するマンションを例に紹介しました。
マンションの地下階を作るときの注意点も紹介したので、マンション建築に関する理解が深まったのではないでしょうか?
マンションの地下階を作る場合、法律や高額な建築費用などのさまざまな条件をクリアしなければなりません。
建築物の設計や施工に関わる方、建設業界への転職活動をしている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね!
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