防音ガラスどこまで防音できる?

こんにちは!転職博士です。

住宅・マンション・オフィスビル・商業施設などの建物に使われている防音ガラス。

防音ガラスは、室外と室外の音の移動を防ぐガラスです。

「防音ガラスって、どこまで防音できるの?」

このように、防音ガラスの効果について気になる方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、通常のガラスと防音ガラスの違いを解説します。

防音ガラスの性能が気になる方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

通常のガラスと防音ガラスの違い

通常のガラスと防音ガラスでは、遮音性が大きく違います。

通常のガラスは1枚で構成されており、1,000~2,000Hz程度の音が伝わります。

具体的な例をあげると、女性の会話や鳥のさえずりなどが1,000~2,000Hz程度の音です。

防音ガラスは主に2枚のガラスで構成され、高い遮音性が強みです。

防音ガラスによって遮音性は変わりますが、4,000Hzの音も遮断できます。

たとえば、通常のガラスではセミの鳴き声が聞こえます。

一方、防音ガラスなら真夏のセミの大合唱も気にならなくなるといわれていますよ。

静かな心地良い空間をつくる上でも、防音ガラスが役立ちますね!

防音ガラスの種類と特徴

防音ガラスの例には、次の2種類があげられます。

それぞれ詳しく見ていきましょう!

複層ガラス(ペアガラス)

複層ガラスは、ガラスを二重に重ねたものです。

複層ガラスの遮音性は通常のガラスより高いとされますが、どちらかといえば断熱性の向上を目的として使われています。

遮音性よりも断熱性を重視したい方は、複層ガラスを選ぶと良いでしょう。

真空ガラス

真空ガラスは、ガラスとガラスの間に真空層を取り入れて音を遮断するものです。

空気がなければ音が伝わらないので、空気をガラスの間から排除する真空ガラスは、優れた防音性を発揮します。

また、音の遮断能力以外に断熱性が高いのも特徴です。

防音性と断熱性を両立させたい方にとって、真空ガラスは最適なガラスといえるでしょう。

防音ガラスが効果を発揮するシーン

防音ガラスは、主に以下のシーンで効果を発揮します。

  • 駅や空港の付近
  • 自動車の交通量が多い地域
  • 飲食店や商業施設が多い地域

駅の近くの住宅や宿泊先のホテルでは、早朝の始発の電車に目覚めてしまう方もいるのではないでしょうか。

バイパスや高速道路付近では日中に自動車の交通量が多く、走行音が響いてしまいます。

また、繁華街近くの住宅では、人々の声に悩まされることもあります。

防音ガラスを使った建物なら、上記のような状況下でも音に悩まずに快適に過ごせるでしょう。

まとめ

今回は、防音ガラスがどこまで防音できるのかを解説しました。

防音ガラスの種類や特徴、役立つシーンも紹介したので、防音ガラスに関して理解が深まったのではないでしょうか?

防音ガラスには、断熱性に優れた複層ガラスと、遮音性・断熱性を両立させる真空ガラスがあります。

静かな環境では、断熱性のみを向上させる複層ガラスで十分な場合もあります。

一方、住宅周辺が賑やかな場所に住んでいる方には、真空ガラスが向いているでしょう。

建物に使われている建材や設備は、周辺地域を考慮して選ばれているものもありますよ。

ご自身の住まいや職場、よく行く店舗には、どのような種類のガラスが使われているのか、調べてみてはいかがでしょうか?

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