大学の建設系の学科は、どんな勉強をする?
こんにちは!転職博士です。
建設業界で仕事をするときは、建設に関する専門知識が必要です。
業界未経験からでも建設業界で仕事をすることはできます。
ただ、建設に関する基礎知識を持った人材は、企業にとってのメリットも大きいでしょう。
そんな建設に関する知識を身につけられるのが、大学の建設系の学科です。
今回は、大学の建設系の学科で勉強する内容について解説します。
ぜひ、大学の建設系の学科についての理解を深めてみてくださいね!
大学の建設系の学科を紹介!
大学の建設系の学科は、大きくわけて「建築学科」と「土木工学科」の2つです。
それぞれ詳しく見ていきましょう!
建築学科
大学の建設系の学科には「建築学科」があります。
建築学科は、工学部・理工学部・芸術学部などにあり、住宅・マンション・ビル・商業施設・学校・病院・図書館など、建築物に関する基本的な知識を学びます。
建築学科で必要な科目を履修すれば、建築士・建築設備士などの受験資格を得られます。
実務経験があれば上記の受験資格を得られますが、建築学科を卒業することで最短で受験資格を得られるのが魅力です。
「建築工学科」「建築デザイン学科」「建築環境学科」「空間デザイン学科」などでも、建築学科と同じく建築に関する知識を学べます。
土木工学科
大学の建設系の学科には「土木工学科」があります。
土木工学科は、工学部・理工学部などにあり、道路・トンネル・ダム・橋梁・上下水道など、社会基盤に関する基本的な知識を学びます。
土木工学科で必要な科目を履修すれば、技術士・測量士・コンクリート技士・コンクリート診断士などの受験資格を得られるのも特徴です。
特に、建設業の中でも難易度の高い資格が技術士。
JABEEに認定されている場合は、卒業後に修習技術者となれるのも魅力です。
「都市工学科」「環境工学科」「都市デザイン学科」などでも、土木工学科と同じ内容を学ぶことが多いでしょう。
大学の建設系の学科の勉強内容
大学の建設系の学科で学ぶ勉強内容を紹介します。
「建築学科」「土木工学科」の勉強内容を詳しく見ていきましょう!
建築学科
建築学科では、以下の内容を学習します。
【建築学科で学ぶ内容(一例)】
- 設計計画
- 構造力学
- 建築デザイン
- 設計製図
- 建築設備
- 建築材料
- 建築法規
- 建築史
上記以外にも、数学や物理に関しても学習します。
製図や模型制作を実施するなど、実習が多いのが建築学科の特徴です。
土木工学科
土木工学科では、以下の内容を学習します。
【土木工学科で学ぶ内容(一例)】
- 構造力学
- 水理学
- 土質力学
- コンクリート工学
- 測量学
- 都市計画
- 土木史
上記以外にも、数学や物理に関しても学習します。
実験や実習も実施するので、実際にコンクリートの配合設計を行うこともあります。
まとめ
今回は、大学の建設系の学科で学ぶ内容を解説しました。
大学の建設系の主な学科には「建築学科」と「土木工学科」があります。
大学の建設系の学科では、建設に関する基本的な知識を身につけられます。
学生にとって、就職や転職後に即戦力として活躍できるのが魅力です。
一方で企業にとっても、大学の建設系の学科で学んだ人材を採用できるというメリットがあります。
建設業の仕事で必要な資格をいち早く取得できる点でも、大学の建設系の学科で学んだ人材を確保するのは重要でしょう。
人材確保が建設業の課題の1つ。
即戦力となる人材をお探しの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね!