足場事故を防ぐチェックポイント

こんにちは!転職博士です。

建設現場で高所作業を行う際に必要となる足場。

しかし、足場からの墜落・転落事故は死亡災害につながるため、綿密に安全管理を進める必要があります。

「今まで一度も足場事故が起きたことがないから大丈夫」と考えて作業をするのは危険です。

建設現場の指揮・監督を務める現場技術者にとって、足場の安全を守ることは労働災害を防ぐうえで欠かせません!

今回の記事では、足場事故を防ぐために押さえておきたいチェックポイントを紹介します。

建設現場の労働災害を防ぐために、ぜひ最後までご覧ください!

建設現場における足場事故の実態

国土交通省「建設業における安全衛生をめぐる現状について(令和5年2月)」から、建設業の労働災害発生状況を整理しましょう!

令和3年までの過去50年間で死亡災害は1/9まで減少しており、休業4日以上の死傷事故は右肩下がりで減少しています。

しかし、建設業の死亡災害の事故をみると、墜落・転落による死亡災害数は全体の38%の110人と、もっとも多い事故の種類です。

さらに、建設業の墜落・転落による死亡災害では「屋根・屋上等の端・開口部から」「足場に関連」の2つで、全体の半数を占めています。

足場事故は、建設業で発生する重大な労働災害といえるでしょう。

【参考】国土交通省|建設業における安全衛生をめぐる現状について(令和5年2月)

足場事故を防ぐチェックポイント

労働安全衛生規則では、足場の点検が義務づけられています。

労働安全衛生規則の第五百六十七条には、足場の点検に関して以下のように記載があります。

(点検)

第五百六十七条 事業者は、足場(つり足場を除く。)における作業を行うときは、点検者を指名して、その日の作業を開始する前に、作業を行う箇所に設けた足場用墜落防止設備の取り外し及び脱落の有無について点検させ、異常を認めたときは、直ちに補修しなければならない。

【引用】労働安全衛生規則 第五百六十七条

実際に足場の点検を行う際は、以下のポイントをチェックしましょう。

チェックポイント具体的な点検内容
床材の損傷の有無と取付状態・床材に変形や損傷がないか ・床材が正しく取り付けられているか
建地・布・腕木などの緊結部、接続部と取付状態・建枠や布枠は緩みなく取り付けられているか ・建枠はアームロックなどで確実に接続されているか
緊結材と緊結金具の損傷や腐食の有無緊結金具や継手金具に損傷や腐食がないか
足場用墜落防止設備の取付状態・交差筋かい・下桟・幅木・上桟・手すり枠などは計画通りに取り付けられているか ・妻面に手すりと中桟が設置されているか
幅木・メッシュシート・防網などの取付状態・幅木・メッシュシート・防網などは計画通りに取り付けられているか ・防網はつり綱で緊結されているか
ベース金具・根がらみ・敷板・敷角などの取付状態・敷板や敷角に沈下・滑動がないか ・根がらみはクランプで緊結されているか
筋かい・控え・壁つなぎの取付状態・筋かい・控え・壁つなぎは計画通りに取り付けられているか ・控えはクランプで緊結されているか
建地・布・腕木の損傷の有無建枠・布枠・交差筋かいの変形や損傷がないか
その他・最大積載荷重の表示があるか ・足場組立解体作業主任者名の表示があるか

上記は足場の点検でチェックする基本的なポイントですが、建設現場ごとに項目を定めることもあります。

正しく安全管理を行うために、必ず足場の点検でチェックするポイントを確認しておきましょう!

まとめ

今回は、足場事故を防ぐチェックポイントを紹介しました。

建設現場で発生する労働災害のなかでも、死亡災害を引き起こす恐れのある足場事故。

足場からの墜落・転落を防ぐためにも、作業開始前に点検を怠らないことが大切です。

ぜひ、今回紹介したチェックポイントを押さえておきましょう!

また、厚生労働省「職場のあんぜんサイト」では、建設業における労働災害事例が公開されています。

労働災害の防止策を立てるために、ぜひ本記事とあわせて参考にしてみてくださいね。

【参考】厚生労働省|職場のあんぜんサイト

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です