濁水処理を甘く見た結果どうなる?

こんにちは!転職博士です。

建設工事では、土砂や汚泥を多く含んだ濁った水がある場合は、水質を処理する必要があります。

このような水の処理を「濁水処理」と呼びます。

濁水処理は法律や環境保護に直結するため、重要な施工管理の項目です。

万が一、適切な濁水処理を実施せず周囲に流出させると、厳しい罰則が科されることもあります。

そこで今回の記事では、濁水処理を甘く見た結果どうなるのかを解説します。

主な処理方法も紹介するので、濁水処理についての理解を深めてみてくださいね!

濁水処理の代表的な方法

建設工事で実施される濁水処理の代表的な方法は、次の通りです。

自然沈殿方式自然沈降によって濁水に含まれる混濁物質を沈殿除去する
凝集沈殿方式凝集剤により混濁物質の沈降を早め、沈殿処理する
機械処理沈殿方式1.濁水に凝集剤を添加し凝集沈殿させ、処理水を放流する 2.沈殿池で凝集沈殿汚泥を処理する
機械処理脱水方式1.濁水に凝集剤を添加し凝集沈殿させ、処理水を放流する 2.脱水機により凝集沈殿汚泥を脱水処理する

このように、複数の濁水処理方法があるため、最適な方法で濁水処理を行うことが大切です。

濁水処理を甘く見た結果どうなる?

濁水処理を甘く見た結果、どうなるのかを解説します。

1.近隣住民からのクレームや損害賠償につながる

適切な濁水処理を怠った水が現場の外へ流出すると、近隣住民からのクレームや損害賠償につながるリスクがあります。

現場近くの道路や側溝に泥水が流れ込むと、近隣住民から「自宅の近くの道路が汚れている」「側溝に泥が詰まっていて異臭がする」などのクレームをもらう可能性があります。

近くに農地や河川、漁場がある場合は、さらに深刻です。

農地や河川、漁場に泥水が流入すると、農作物が全滅したり魚が死んでしまったりするため、数千万規模の莫大な損害賠償を請求されるリスクがあります。

2. 水質汚濁防止法などの法律違反になる

濁水の垂れ流しはマナー違反ではなく、国や自治体が定める法律への違反行為です。

河川や下水道に流す水には、浮遊物質量(濁りの度合い)などの環境基準が設けられています。

法律で定められた環境基準を無視すると、水質汚濁防止法や各自治体の環境保全条例の違反対象となるため、注意が必要です。

改善されない場合は、拘禁刑や罰金刑などに処されることもあります。

【参考】水質汚濁防止法

【参考】大阪府|大阪府生活環境の保全等に関する条例

3.自治体から指名停止処分を受ける

法律違反や近隣住民とのトラブルを起こすと、自治体からの指名停止処分を受けるリスクがあります。

公共工事をメインに受注している会社の場合は、自治体から指名停止処分を受け、定められた期間は入札に参加できなくなります。

民間工事の場合でも、施主や元請け企業からマイナスの評価を受けやすくなるでしょう。

まとめ

今回は、濁水処理を甘く見た結果どうなるのかを解説しました。

地味な作業に見える濁水処理ですが、処理方法を誤ると会社全体の社会的信用を失墜させる可能性があります。

濁水処理が必要となる現場を担当する現場技術者は、法律の理解や環境保全などを守った上で、施工管理業務を行う必要があります。

建設業界への転職を検討している方は、安全やコンプライアンスに対して高い意識を持っているかどうかも、企業選びでチェックしたいポイントです!

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