重機接触事故が起きやすい現場の特徴

こんにちは!転職博士です。

油圧ショベルや移動式クレーンなどの建設重機は、現場に欠かせません。

しかし、一歩間違えれば重大事故に変わるため、建設重機を使用した作業では適切な安全対策を立てることが重要です。

作業中断や長期間の停止、会社の社会的信用の失墜、作業員の命を奪うことになるなど、重機接触事故が起こると取り返しのつかない事態に発展します。

そこで今回の記事では、重機接触事故が起きやすい現場の特徴を紹介します。

重機接触事故を防ぐために、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね!

建設現場における重機接触事故の現状

工事の規模に関わらず、作業時に油圧ショベルや移動式クレーンを使用している建設現場は多いでしょう。

厚生労働省「職場のあんぜんサイト」では数々の労働災害事例を紹介しており、油圧ショベルや移動式クレーンによる労働災害も発生しています。

油圧ショベルや移動式クレーンによる労働災害は、次の通りです。

油圧ショベル・コンクリート二次製品を揚重時に吊り荷が落下 ・地山の掘削時に土砂が崩壊
移動式クレーン・コンクリートパネルを揚重時に吊り荷が落下 ・アウトリガーが沈み、クレーンが転倒

同サイトによると、油圧ショベルに関連する労働災害が2件、移動式クレーンに関連する労働災害が108件(令和8年5月31日現在)と報告されています。

現場技術者は、重機接触事故の発生原因や具体的な対策を押さえ、安全対策に努めなけれなりません!

【参考】厚生労働省|職場のあんぜんサイト「労働災害事例」

重機接触事故が起きやすい現場の特徴

ここからは、重機接触事故が起きやすい現場の特徴を紹介します。

特徴1:作業手順が曖昧なまま作業を進めている

作業手順が曖昧な現場は、重機事故が起きやすくなります。

「誰が・どこで・どのような作業をするか」が曖昧なまま作業を進めると、重機のオペレーターと作業員がうまく連携できません。

工程が遅れていたり作業員の余裕がなかったりする現場ほど、作業手順の説明を省略して作業を進めがちです。

現場乗り込み時に作業手順の読み合わせや確認を行い、毎朝のKY活動で事前の打ち合わせを実施することが大切です!

特徴2:重機の作業半径内への立入禁止措置をしていない

重機の作業半径内への立入禁止措置をしていない現場は、重機接触事故が起きやすく危険です。

「バリケードやカラーコーンを設置するのが大変」「少しの間だけ作業をするから大丈夫」と立入禁止措置をしないと、作業員が重機の作業半径内に侵入するリスクが高まります。

重機のオペレーターには死角があるため、立入禁止措置をしていない現場では巻き込み事故が起きてもおかしくありません。

重機の作業半径内への立入禁止がはっきりとわかるように、バリケードやカラーコーンの設置はもちろん、視認性の高い標識を設置することも大切です!

特徴3:合図者(誘導者)が配置されていない

重機作業時に合図者(誘導者)が配置されていない現場は、重機接触事故の危険性が高くなります。

合図者は、重機オペレーターの目の代わりとなります。

人手不足を理由に合図者を配置しなかったり、他の作業員と兼任させたりすると、重機オペレーターの死角にいる作業員や障害物に気づくことができません!

重機オペレーターだけで周囲の安全を把握することは難しいため、正しい合図で重機作業をコントロールする合図者を配置することが重要です。

特徴4:危険ポイントが作業員に周知されていない

地形の悪さや段差、架空線など、現場に当てはまる危険ポイントが作業員全員に共有されていないと、重機接触事故が発生しやすくなります。

初日の現場作業を迎える職人や実務経験が浅い作業員がいる場合は、特に注意が必要です!

「言わなくても知っているだろう」という思い込みが重大事故に発展します。

重機作業の実施前は、新規入場者教育やKY活動を確実に実施し、重機の稼働エリアや死角の危険性を周知しましょう。

特徴5:重機の用途外使用をしている

絶対にあってはならないことですが、重機の用途外使用(本来の使用目的とは異なる方法で使用する)をしている現場は、重機接触事故が発生しやすく危険です。

重機接触事故だけでなく、墜落や転倒、はさまれ、巻き込まれなどの重大事故を引き起こす可能性があります。

たとえば、クレーン仕様ではない油圧ショベルのバケットに、ワイヤーをかけて荷物を吊り上げるクレーン作業は、用途外使用に該当します。

重機の取り扱い方法を確認し、必ず有資格者が操作しましょう!

まとめ

今回は、重機接触事故が起きやすい現場の特徴を紹介しました。

重機接触事故が起きやすい現場の特徴は、次の通りです。

【重機接触事故が起きやすい現場の特徴】

  • 作業手順が曖昧なまま作業を進めている
  • 重機の作業半径内への立入禁止措置をしていない
  • 合図者(誘導者)が配置されていない
  • 危険ポイントが作業員に周知されていない
  • 重機の用途外使用をしている

重機接触事故が起こると、工程の遅延や工事費の増加だけでなく、作業員の尊い命を失う重大事故につながります。

建設現場の労働災害を未然に防ぐためにも、ぜひ本記事を重機作業の安全対策にお役立てください!

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