配管勾配ミスで排水不良になった事例
こんにちは!転職博士です。
建物の床下や地中に施工され、完成後は目に見えなくなってしまう排水配管。
水は高いところから低いところへ流れるという原則があるように、問題なく排水できるように配管勾配を決定しています。
しかし、配管勾配を誤ってしまうと、引き渡し後や施工直後から排水不良を引き起こす可能性があります。
配管勾配ミスがあると、床を解体したりコンクリートをはつったりする必要があり、施工後の手直しが難しいことが特徴です。
そこで今回の記事では、配管勾配ミスで排水不良になった事例を紹介します。
配管勾配ミスがなぜ起きたのか、原因まで詳しく見ていきましょう!
配管勾配ミスで排水不良になった事例
配管勾配ミスで排水不良になった事例を紹介します。
事例1:キッチンの排水勾配が不足している
キッチンの排水勾配が不足していると、排水不良が起きやすくなります。
排水口から縦管につなぐ横引き管の距離と床高が適切でない場合、十分な傾きを確保することが物理的に難しくなるでしょう。
事前の現地調査や設計計算が甘いと、決められた高低差がつけられないまま計画や施工が進んでしまうリスクがあります。
「水を流したらシンクに溜まる」「油が配管に固まり詰まる」など、深刻な生活トラブルに発展するため注意が必要です。
【参考】公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター|住まいるダイヤル「キッチンの排水勾配がとれず、計画に無理があるケース」
事例2:合併浄化槽への配管勾配が取れていない
建物の合併浄化槽の定期的な清掃や点検を実施した際、適切な配管勾配が取れていないことがあります。
配管勾配を保つためには基礎の高さを上げるなどの対策が必要ですが、適切な対策をしていないことでトラブルが起こります。
必要な配管勾配よりも緩いと、トイレや浴室、キッチンなど、水の流れが悪くなくなってしまうため、生活に支障をきたすでしょう。
【参考】公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター|住まいるダイヤル「合併浄化槽へ排水する配管の勾配が取れていない。」
事例3:床下の排水管が逆勾配で設置されている
配管勾配ミスの中でもっとも大きなトラブルにつながるのが、配管が逆勾配で設置された事例です。
本来は下に向かって水を流さなければならない排水管が、施工中の固定の甘さや職人の確認不足などが原因で、逆勾配で設置されてしまうトラブルです。
床下は狭く作業しにくいことから、配管の施工不良が生じやすくなります。
【参考】株式会社 日経BP|日経クロステック(xTECH)「床下の排水管が逆勾配」
まとめ
今回は、配管勾配ミスで排水不良になった事例を紹介しました。
配管勾配ミスによる勾配の誤差により、建物全体に悪影響を及ぼします。
配管を設置する際は図面や施工計画書などを確認し、配管の位置や高低差を守らなければなりません。
ミリ単位で配管を設置する現場技術者の徹底した施工管理は、建物の寿命を支える上で価値のある仕事といえますね!

