プラント工事で安全管理が異常に厳しい理由
こんにちは!転職博士です。
石油やガス、化学製品、食品工場など、社会のインフラを支えているプラント。
建設業界の中でもスケールが大きいプラント工事は、現場技術者にとってやりがいに満ちた分野といえるでしょう。
しかし、プラント工事といえば安全管理が異常に厳しいのが特徴です。
一般的な建築や土木の現場とは異なるプラント工事ならではの安全管理について、驚きや大変さを感じることがあるかもしれません。
そこで今回の記事では、プラント工事の安全管理が異常に厳しい理由を解説します。
ぜひ、プラント工事の基礎知識を押さえていきましょう!
そもそも「プラント工事」とは
プラント工事とは、石油やガス、化学製品、食品工場などの生産設備の新設建設やメンテナンスに関わる工事です。
プラント設備の建物をつくる建築工事だけではなく、複雑な配管を取り付ける管工事、機械を取り付ける機械器具設置工事など、さまざまな種類の工事が複雑に絡み合っているのが特徴です。
まず、プラントには以下のような種類があります。
【代表的なプラント】
- 火力発電所
- 原子力発電所
- 化学プラント
- 製鉄プラント
- 食品プラント
- 廃棄物処理プラント
- 水処理プラント
【参考】国土交通省|業種区分、建設工事の内容、例示、区分の考え方(H29.11.10改正)
プラント工事で安全管理が異常に厳しい理由
プラント工事の安全管理が異常に厳しい理由は、次の通りです。
理由1:火災や大爆発が起こる危険性がある
プラント工事では、高圧ガスや有毒な化学薬品の影響を受けると、火災や大爆発が起こる危険性があります。
大災害の影響は現場だけではなく、現場周辺の広い地域を巻き込む可能性もあります。
プラント内で火災や大爆発が起こると、大惨事につながり危険です。
火気や可燃性の物質、化学薬品を使用する際は、現場と周囲の地域への安全性を考慮し、正しい取り扱い方法や安全管理項目を守ることが大切です。
理由2:酸欠・有害ガス・感電のリスクが高い
プラント内を適切な環境に保っていないと内部に空気やガスが溜まり、酸欠や有害ガスによるリスクが高まります。
さらに、プラント内には高電圧のケーブルがあるため、感電のリスクもあります。
安全に作業を行うためには、酸素濃度のチェックや正しい保護具の着用など、プラント工事の作業内容にあわせた安全管理が重要です。
作業開始前や作業中は、関係者全員に作業内容の確認や危険箇所の共有を徹底する必要があります。
理由3:小さなミスが社会全体に影響を及ぼす
プラント工事の中でも、火力発電所や原子力発電所などの発電設備、通信設備などのプラントは、工事中の小さなミスが社会全体に影響を及ぼします。
発電設備や通信設備は、社会の経済や人々の生活を支えるライフラインです。
万が一、プラント工事中の小さなミスによりプラントが停止すると、大規模な地域で停電が起きたり通信障害が起きたりするなど、経済的損失を与えてしまいます。
現場のみならず、社会全体に大きな影響を与えることがあるため、厳しい安全管理が求められます。
まとめ
今回は、プラント工事で安全管理が異常に厳しい理由について解説しました。
作業員の命と社会のインフラを守る上で、プラント工事では厳しい安全管理が欠かせません。
すべての作業員が高い安全意識を持って作業をすることが大切ですが、プラントの種類によってリスクアセスメントの方法は異なります。
プラント工事の内容や現場状況、周辺地域への影響を考慮し、適切なリスクアセスメントを実施することが重要です。
リスクアセスメントについては、厚生労働省「職場のあんぜんサイト」に掲載されているので、気になる方は本記事とあわせてチェックしてみてくださいね!
【参考】厚生労働省|職場のあんぜんサイト

