火気作業申請が遅れるとどうなる?
こんにちは!転職博士です。
建設現場で溶接やガス切断などの火花や熱が生じる作業を行う場合、絶対に欠かせないのが「火気作業申請」です。
火気作業申請は、建設現場の安全管理において重要な書類です!
しかし、火気作業申請の手続きが後回しになってしまったり、工事開始時までに許可を得られなかったりすると、建設現場全体の大きトラブルを引き起こすことがあります。
そこで今回の記事では、火気作業申請の基本を押さえ、申請が遅れるとどうなるのかを解説します。
火気作業申請とは
火気作業申請とは、建設現場内で火気を使用する際に、あらかじめ元請会社へ提出し許可を得るための安全書類の一つです。
「火気使用届」や「火気使用願」と呼ばれることもあります。
建設現場内で火気を取り扱ったり、火花が飛び散る作業を行ったりする際は、火気作業申請が必要です。
火気作業申請に記載する基本的な内容は、一般社団法人 全国建設業協会が定める「全建統一様式」が一般的です。
全建統一様式の「火気使用願」に記載する主な項目には、次のようなものがあります。
【火気作業申請で記載する項目】
- 事業所の名称
- 所長名
- 一次会社名
- 使用会社名
- 現場代理人
- 使用場所
- 使用期間・時間
- 使用目的(溶接・圧接・防水など)
- 火気の種類(電気・ガス・灯油など)
- 管理方法(消化器・標識・監視など)
- 火元責任者
- 火気使用責任者
元請会社は、下請会社から提出された火気使用願をもとに「作業場所の近くに可燃物はないか」「火気を使用する際に危険な作業と重なりがないか」などをチェックします。
建設現場の火災リスクを低減するためには、火気作業申請が欠かせません!
火気作業申請が遅れるとどうなる?
火気作業申請が遅れると、建設現場では次のような事態が起こる可能性があります。
火気作業が進められず工程が遅れる
火気作業申請が遅れると、火気作業が進められず工程が遅れてしまいます。
多くの作業所では「火気を使用する〇日前までに火気作業申請を提出する」と、期限が設けられているのが一般的です。
火気作業申請が遅れると、元請会社の確認や承認が作業当日までに間に合わなくなり、職人さんが火気作業の準備をしていても、当日の作業は禁止となってしまいます。
作業が1日遅れると全体の工程が後ろ倒しになるため、必ず決められた期限までに火気作業申請を行うことが大切です。
職人の待機により無駄な人件費が発生する
火気作業申請の遅れにより当日の作業ができない場合でも、職人さんが待機している間は人件費が発生します。
職人さんが待機する時間を作ってしまうことになり、現場コストの無駄遣いとなるでしょう。
最悪の場合、予定していた工程で作業が終わらず、職人さんとの信頼関係が壊れてしまう可能性もあります。
「次の現場からは来てくれなくなる」など、職人さんとの関係悪化につながる恐れがあるため、期限に余裕を持って火気作業申請の準備を進めることが重要です。
元請会社からの信用を失う
火気作業申請を含む安全書類の提出期限を守れない会社は、元請会社から「現場担当者がだらしない」「安全意識が低い会社」と思われ、信用を失うことがあります。
大手ゼネコンや安全管理が厳しいプラント現場などでは、書類の遅れは会社全体の評価に直結しやすいのが特徴です。
会社全体の評価が下がれば、次回の工事の受注機会を失う可能性もあります。
会社の信頼失墜を防ぎ工事の受注機会を得るために、期限までに不備のない必要書類を提出することが大切です。
まとめ
今回は、火気作業申請が遅れるとどうなるのかについて解説しました。
火気作業申請の遅れが、建設現場の作業停止やコスト増加、会社の社会的信用の失墜に直結します。
火気作業申請以外にも、建設工事を進める上で必要な安全書類があります。
現場技術者は、タイトなスケジュールの中で多くの安全書類を先回りして作成し、建設現場をスムーズに動かさなければなりません。
「〇日から現場に乗り込めそうですか?」と、現場技術者から職人さんに先回りして予定を確認することが大切です。
また、実施工程表を見ながら火気作業が発生するタイミングを明確にし、火気作業申請の提出漏れがないようにしておきましょう!

