値上げを施主に説明するときのポイント
こんにちは!転職博士です。
「建設資材の高騰や人件費の上昇が続いており、値上げが避けられない」
「原価管理や粗利益を考慮し、値上げを交渉しなければならない」
このように、現場技術者や会社にとって避けて通れないのが、施主への値上げ交渉です。
しかし、工事の予算が決まっている中で「追加費用を負担してほしい」と切り出すのは、簡単なことではありませんよね。
実は値上げ交渉は、施主との信頼関係がより強固になるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
そこで今回の記事では、値上げを施主に説明するときのポイントを解説します。
施主への値上げ交渉は避けて通りたい局面ですが、スマートに乗り越えられるかどうかで、建設プロジェクトの運営や現場技術者としての信頼に大きく影響します。
施工管理に関わる方や施主との交渉を控えている方は、ぜひ最後までご覧ください!
値上げを施主に説明するときのポイント
値上げが避けられない場合は、できるだけ早く施主に伝えることが大切です。
工事が進んだ段階で追加費用が発生することを伝えると、施主側は予算の組み替えができず、大きなトラブルに発展するリスクがあります。
施主からの信頼を損なわないために、先手の段取りを意識して行動しましょう!
値上げを施主に説明するときの具体的なポイントは、次の通りです。
ポイント1:交渉時に公的機関の数字やデータを用いる
値上げが避けられない理由として多いのが、建設資材の高騰や人件費の上昇です。
上記の場合は、施主に説明する際に公的機関の数値やデータを用いて、値上げをしなければならない理由を伝えましょう。
「最近、建設資材の価格が高くなっていて...」
「作業員の労務単価を考えて値上げが必要です」
このように、口頭のみの説明では施主は納得してくれません。
値上げが必要な理由について施主に納得してもらえるように、客観的データを示すことが重要です。
たとえば、国土交通省の「主要建設資材需給・価格動向調査」も信ぴょう性の高いデータの一つです。
また、一般財団法人 建設物価調査会が公表している建築費指数も、施主への交渉時に有効でしょう。
ポイント2:建物の品質や安全へのリスクを伝える
施主への値上げ交渉の際は、値上げをせずに計画のまま工事を進めることで、建物の品質や安全にどのようなリスクがあるかを伝えることが大切です。
値上げの話をすると、どうしても工事費がいくら上がるのか具体的な金額に目が向きがちです。
「予算を変えずに計画を進めると、建設資材のグレードが著しく下がる」
「工期を削る方法で計画を進めると、現場の安全性に影響が出る」
このように、施工管理の観点から事実を伝えましょう。
工事費の増額は、建物の品質や現場の安全を守るために必要であると伝えると、施主に納得感してもらいやすくなります。
ポイント3:建設コストを抑える代替案も提示する
値上げを施主に説明するときは、どのくらい増額する必要があるのかを伝えるだけでなく、建設コストを抑える代替案まで提示することが重要です。
「〇〇円の増額です」という値上げ交渉では、施主は聞く耳を持ってくれないことがあるため、現場側が歩み寄るための代替案を必ずセットで伝えましょう。
「建設材料の価格が高騰しているので、別の工法を採用すればコストを抑えられる」
「発注先を変更すれば、工事費全体の増額を〇〇円まで抑えられる」
「〇〇工区の工程をスライドすれば、建設機械のリース費を削減できる」
このように伝えることで、施主が抱える予算の悩みを和らげられるでしょう。
まとめ
今回は、値上げを施主に説明するときのポイントを解説しました。
工事費の値上げ交渉と聞くと、難しいイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、予定通りに計画が進まず、施主への交渉が必要な場面もあるため、値上げ交渉こそ現場技術者の腕の見せどころともいえます。
建設プロジェクトをスムーズに進める上で、施主との信頼関係の構築は欠かせません。
施主への値上げ交渉の際は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね!

