能登の災害復旧が長引く理由

こんにちは!転職博士です。

令和6年1月1日、マグニチュード7.6・最大震度7の「令和6年能登半島地震」が発生。

さらに、同年9月に「令和6年奥能登豪雨」が発生したことで、能登半島は度重なる自然災害に見舞われました。

今もなお、能登では災害復旧が進められています。

「なぜ、能登の災害復旧に時間がかかっているのだろう?」と、胸を痛めている方も多いのではないでしょうか?

能登災害復旧の現場には、地形や環境条件など、一筋縄ではいかない複雑な理由が絡み合っています。

そこで今回の記事では、能登の災害復旧のリアルな現状と、災害復旧が長引いている理由を解説します。

能登を襲った自然災害の被災状況

令和6年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」と、同年9月20日〜23日に発生した「令和6年奥能登豪雨」により、能登半島は大きな被害を受けました。

石川県の公式ホームページには、詳しい被害状況が公表されています。

「令和6年能登半島地震」と「令和6年奥能登豪雨」の被害状況は、次の通りです。

 人的被害住家被害
令和6年能登半島地震 (令和7年10月31日時点)・死者:666名 ・行方不明者:2名 ・負傷者:1,277名 ・避難者(最大):34,173名116,452棟
令和6年奥能登豪雨 (令和7年9月19日時点)・死者:19名 ・負傷者:47名1,901棟

ほかにも、津波・火災・土砂崩れ・液状化など、石川県各地にさまざまな被害を及ぼしました。

上記の自然災害に関して、石川県では順次情報を更新しています。

最新情報が気になる方は、本記事とあわせてチェックしてみてください。

【参考】石川県|地震・豪雨の被害

能登の災害復旧が長引く理由

能登災害復旧が長引く理由は、主に次の通りです。

理由1:能登半島特有の地形によるアクセス難

災害復旧を阻む要因には、能登半島特有の地形が関係しています。

能登半島は、逃げ道のない地形となっているのが特徴です。

現場へ向かう幹線道路が限られ、自然災害によって道路が大崩落で分断されてしまいました。

ほかに迂回路がないため、建物の解体や造成に必要な建設重機や資材を現地に運ぶことができず、復旧に膨大な時間がかかっているのです。

物流のストップが、災害復旧が長引く要因となりました。

理由2:作業員の宿泊拠点不足

能登災害復旧が長引く理由として、作業員の宿泊拠点の不足が挙げられます。

作業員を現地に投入しようとしても、寝泊まりできる宿泊拠点が圧倒的に不足していたことがボトルネックとなっていました。

能登の住宅やホテルが被災したため、多くの作業員が金沢市内などの遠方に宿泊しなければならず、往復4〜5時間かけて災害復旧の現場に通わなければなりませんでした。

毎日の長距離移動による疲労と作業時間の減少が重なり、現場の作業効率を落とす原因となったのです。

理由3:被災した建物の解体・撤去の遅れ

被災した建物の解体・撤去が遅れていることが、能登災害復旧が長引く理由となっています。

「令和6年能登半島地震」と「令和6年奥能登豪雨」によって被災した建物は、申請に基づいて市町が所有者に代わり、解体・撤去する公費解体制度を実施しています。

しかし、被災地域の深刻な人手不足や権利関係の確認手続きに時間がかかり、解体作業が大幅に遅れてしまったのです。

建物の解体・撤去作業が進まないことで、本格的な復旧工事に着工できない悪循環が生じてしまっています。

【参考】石川県|被災建物の解体・撤去(公費解体)について

まとめ

今回は、能登の災害復旧が長引く理由について解説しました。

主に、次の理由から能登の災害復旧が長引いています。

  • 能登半島特有の地形によるアクセス難
  • 作業員の宿泊拠点不足
  • 被災した建物の解体・撤去の遅れ

このように、能登災害復旧の現場には多くの壁があります。

しかし、いち早くインフラを復旧し人々の暮らしを守る建設業は、なくてはならない仕事です。

現在の能登でも、多くの建設技術者や技能者が災害復旧を進めています。

詳しい災害復旧の様子は、石川県の公式ホームページで公開されているので、ぜひチェックしてみてください! 【参考】石川県|令和6年能登半島地震 復旧・復興のあゆみ

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