土木測量の技術 TSとGNSSの使い分け

こんにちは!転職博士です。

土木工事の現場で行われている「測量」は、図面通りに構造物をつくるために欠かせません。

一見すると地味な作業に思われがちな測量ですが、品質面や安全面に影響する重要な工程です。

そんな土木工事の現場で使われている代表的な測量技術が「TS」と「GNSS」です。

それぞれの特徴は異なり、現場の条件や目的によって使い分けられています。

今回の記事では、TSとGNSSの違いや特徴をわかりやすく紹介します。

ぜひ、測量技術の奥深さに浸ってみてくださいね!

TSとGNSSの使い分け

TSとGNSSとは何かを解説するので、まずはそれぞれの測量機器の特徴を押さえておきましょう。

TSとは

TSは「トータルステーション」の略で、角度と距離を同時に測定できるのが特徴です。

測量用プリズムを設置して計測する方法を「プリズム測距」と呼びます。

一方で、測量用プリズムを設置せずに測量する方法を「ノンプリズム測距」と呼びます。

GNSSとは

GNSSとは「汎地球測位航法衛星システム」の略で、人工衛星を用いて位置座標を取得することができます。

GNSSの測位方法には「スタティック測位」「キネマティック測位」「RTK-GNSS」「ネットワーク型」があり、精度や測位方式に違いがあるのが特徴です。

TSとGNSSをどう使い分ける?

TSとGNSSの大きな違いは、次の通りです。

【TSとGNSSの大きな違い】

TSミリ単位で精度の高い測量ができる
GNSS広範囲の測量ができる

上記のように、それぞれの測量技術の強みが異なります。

たとえば「広範囲の土地の形状を知りたい」「造成工事の全体を測量したい」などの場合は、GNSSを採用するのが一般的です。

一方で「コンクリート構造物の施工位置を正確に出したい」「数ミリ単位の施工誤差を許せない」などの場合は、TSを採用するのが一般的です。

TSとGNSSには優劣があるわけではなく、それぞれの測量技術の役割が違います。

「広範囲を素早く測るならGNSS」で「数ミリ単位で高い精度で測るならTS」と捉えるとわかりやすいでしょう。

TSとGNSSを適切な場面で使い分けるからこそ、土木工事は安全で精度の高いものになります。

まとめ

今回は、土木工事の現場で使われる測量技術である「TS」「GNSS」の特徴、それぞれの測量機器の使い分けを解説しました。

どちらの測量技術も土木工事の現場に欠かせませんが、目的に応じて適切な測量技術が採用されているのが特徴です。

「TS」「GNSS」の2つの測量技術は、情報化施工にも活用されています。

また、TSやGNSS以外にも「3次元レーザースキャナー」や「ドローン(UAV)測量」などの測量技術もあります。 測量技術の発展も、建設業界の生産性向上を実現させるうえで欠かせません!

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