図面通りに施工されているのに嫌な予感が当たるとき

こんにちは!転職博士です。

「図面通りに作業が進んでいるのに、なんだか嫌な予感がする」

建設現場で仕事をしていると、そんな胸騒ぎに襲われることも。

さらに、嫌な予感が的中してしまうこともあります。

今回の記事では、図面通りに施工されているのに嫌な予感が当たるときの正体に迫ります!

躯体の膨らみや倒れによる不整合

現場打ちコンクリート構造物においては、図面上の寸法と実際の躯体が1mmの狂いもなく一致することは、極めて稀なケースです。

コンクリート打込時の側圧によって型枠が膨らんだり、施工精度に誤差が生まれたりすることもあるため、仕上げ材や設備機器を搬入したときに、数mmの誤差があって入らないという事態が起こります。

ベテランの現場技術者や職人は、躯体を見上げたときのわずかな圧迫感や通り具合を見て、嫌な予感が当たることがあります。

現場の立体物としての違和感を察知する能力こそ、後々の大がかりな作業を未然に防ぐうえで欠かせません!

現況測量に潜む落とし穴

工事の起点となる現況測量ですが、図面と数mmずれていると、その上に積み上がるすべての施工がすれてしまいます。

とくに、施工完成から何年も経過した構造物との取り合いや複雑な地形での工事では、図面上の基準点が現実の地形と噛み合っていないことがあります。

「墨出し作業をしていると、既存の構造物との距離が計算と合わない」

このようなときに感じる感覚を無視してはいけません!

測量結果への疑念を放置せず再度基準を追う作業こそ、現場崩壊を防ぐプロの仕事です。

設備と構造物との三次元的な干渉

図面は各業種ごとに分かれていることが多いため、平面図上では綺麗に整理されている設備が、三次元の空間で構造物と干渉し合うことがあります。

「図面通りにスリーブを入れたのに、梁の高さを考えるとスペースが狭すぎる気がする」

このような空間的な違和感は、頭の中で図面を立体的に組み立てた結果です。

図面上の数値の正しさよりも、現場の空間的な余裕のなさに敏感になることで、ミスや手戻りを防ぐきっかけとなることがありますよ!

まとめ

今回は、図面通りに施工されているのに嫌な予感が当たるときの正体について、具体例を交えて解説しました。

建築物や構造物を図面通りにつくるのは大切ですが、図面が常に正しいとは限りません。

嫌な予感がするというのは気のせいではなく、図面と現場との間に生じた違和感を敏感にキャッチしている証拠です。

作業の早い段階で違和感に気づけるかどうかが、現場技術者としての実力といえるでしょう。

現場での知識や経験で培った直感を信じて立ち止まることが、最終的に現場を救うことになりますよ!

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