施工管理目線で見る「設計が甘いパターン」

こんにちは!転職博士です。

建設現場の最前線で働く技術者といえば、施工管理!

施工管理の皆さんなら、手元の図面を見て「設計が甘すぎて形にできない...」と頭を抱えた経験があるのではないでしょうか?

どんなに美しいデザインでも、現場で形にできなければ意味がありませんよね。

そこで今回の記事では、施工管理目線で見る「設計が甘いパターン」を紹介します。

設計が甘くて困る図面の正体について深掘りしていきましょう!

施工管理目線で見る「設計が甘い」と感じる3つのパターン

施工管理目線で「設計が甘い」と感じるパターンは、次の3つです。

パターン1:図面上の数値だけで作業の余裕がない

施工管理は設計が甘いと感じるのは、図面上の数値だけで作業の余裕がないときです。

CAD上では1mm単位で完璧に収まっていても、現場で作業の余裕がなく困惑することがあります。

たとえば「コテが入らない」「立ち馬を設置できない」「ボルトを締めるときにレンチを振り回すスペースがない」などが挙げられます。

作業に必要な施工スペース(逃げ)が考慮されていない典型的な例です。

職人の手の厚みや工具のサイズ、作業に必要なスペースなど、現場のリアルが欠けた設計は、工期の遅延や施工品質の低下を招く原因になることもあります。

パターン2:引き渡し後のメンテナンスを無視している

引き渡し後の点検や修理などのメンテナンスを無視して設計すると、施工管理は設計が甘いと感じることがあります。

「配管の接続部が点検口から遠すぎて手が届かない」「設備機器の交換時に壁を壊さないと取り出せない」といった設計が代表例です。

施工管理は、引き渡し後のメンテナンスまで考慮して現場を動かしています。

将来的な設備の故障や経年劣化などを想定していない設計を見ると、現場のプロとして甘いと感じるのも無理はありませんね。

パターン3:詳細図がなく現場任せになっている

図面に詳細図が書かれておらず現場任せになっていると、施工管理は設計が甘いと感じやすくなります。

たとえば、異なる種類の材料が重なる部分など、技術が必要となる納まりの指示が曖昧なケースです。

図面に詳細図がなく「現況に合わせて施工する」という一言で済まされていると、現場は大混乱に陥ることもあるでしょう。

どの材料を優先して見せるのか明確に示されていないと、施工管理と職人が現場で判断を迫られ、設計者の意図とは違う仕上がりになる可能性もあります。

設計意図を反映させるために「現場任せにせず明確な指針を示してほしい」と思うのが、施工管理の本音です。

施工管理が設計の意図を正しく汲み取るために必要なこと

設計が甘いことについて、設計への不満を漏らすのは簡単です。

しかし、現場のプロである施工管理は、不完全な図面からでも「設計者が表現したい設計意図は何か?」と、本質を読み取る努力をしています。

設計意図を理解できれば、施工可能な代替案を提案できることもあります。

設計と施工管理は対立する関係ではなく、現場を完成させるうえで欠かせないパートナーです。

図面の裏にある設計の想いに歩み寄る姿勢が大切です!

まとめ

今回は、施工管理目線で見る「設計が甘いパターン」を紹介しました。

設計技術者の中には、現場を十分に理解していない方もいるでしょう。

しかし、不完全な図面を現場の知恵で解消する過程こそ、施工管理の腕の見せどころです。

「設計が甘い!」と不満を漏らし設計と対立するのではなく、建設工事を完成するために必要なパートナーとして、歩み寄ってプロジェクトを進めることが大切です!

本記事では、施工管理が設計の意図を正しく汲み取るために必要なことも紹介したので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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